成長のフェーズに合わせたタイムリーな資金調達を実現 | 株式会社スペイシー様の成功事例

株式会社スペイシー 様

「GMO-PG トランザクションレンディング」を活用し、
成長のフェーズに合わせタイムリーに資金調達いただいた、株式会社スペイシー様。
サービス活用のメリットや導入効果についてお話を伺いました。

課題

・デットファイナンスを検討したが、ビジネスモデルの特性上、銀行などの金融機関から融資を受けることは難しいと考えていた。
・シェア用会議室の登録数を増やすなど、事業拡大のためのタイムリーな投資資金の調達が必要だった。

資金調達の新しい選択肢

  • 当社は2013 年に創業し、エクイティファイナンス(株式発行を伴う資金調達)による資金調達を行ってきましたが、2017 年の秋頃からデットファイナンス(金融機関などからの借入による資金調達)の併用を検討し始めていました。事業がさらなる成長段階にさしかかる中で、さまざまな資金調達の手段を用意する必要があると考えたからです。一方、銀行などの金融機関から融資を受けることは難しいと考えていました。というのも、当社のビジネスモデルの場合、すべての取引額を流通額とすると、そのうち手数料など当社が受け取る純額だけを売上として計上するため、売上規模としての数字はそれほど大きくありません。また、投資段階にあるため資金が必要となることも多く、収支がマイナスになる月もあったからです。 もちろん投資をストップして全体を黒字化させることもできますが、それでは事業の幅が狭まり、成長のスピードが滞ってしまうなど本末転倒になりかねません。

    そこで、融資先を探そうと考え始めたタイミングで、ちょうどGMOペイメントゲートウェイさんからDM が届き、「GMO-PG トランザクションレンディング」というサービスの存在を知りました。 すでに利用している決済プラットフォーム「PGマルチペイメントサービス」のオプションとして契約者を対象とした融資サービスで、早速申し込んだところ、審査もスムーズに通り希望額の融資を受けることができました。

圧倒的なスピード感

  • 利用する決め手となったのは、10 日以内に手続きが完結するという圧倒的なスピード感と、簡単な手続きで当社の場合は数千万円という金額を融資していただける点でした。また、当社のビジネスモデルに対して理解があり、「PGマルチペイメントサービス」を導入していたので、日々の売上実績を中心としたデータをもとに、迅速に融資を判断していただけたことも助かりました。金融機関に融資を申し込んだ場合、成立するまでに数ヶ月の時間を費やし、また大量の資料を準備しなければならないと考えていたので、ファイナンスにかける時間と労力を、想定していた20 分の1くらいに軽減できたという印象です。

    これからビジネスを始める、決済サービスを決めるという方にとって、資金調達の選択肢を最初から持つことができるというメリットは大きいはず。決済サービス自体も、「PGマルチペイメントサービス」を契約するだけで多様な決済手段をまとめて導入できるのでとても効率的です。もっと多くのスタートアップ企業に、このようなサービスがあることを知っていただきたいですね。

    今後は、スペイシーの会議室の登録物件をさらに増やして利便性を向上することを目指しています。さらに、公衆Wi-Fi やフリーWi-Fi をよりセキュアに利用できるようなサービス、顔認証とGPS の情報で勤怠管理を可能にするサービスなど、オフィス以外の環境で仕事がしやすくなるような仕組みやサービスを提供していきたいと考えています。

    スペイシーが最終的に目指しているのは、仕事の生産性を高め、誰もが豊かに生きられる社会の実現です。自由なワークスタイルを可能にすることで、すべての人が潜在的に持っている可能性を広げていけるようなパラダイムシフトを起こしたいという思いがあります。

  • 株式会社スペイシー

    http://www.spacee.co.jp/

    会議室やワークスペースのシェアリングサービス「スペイシー」を運営。スペイシーは、企業のオフィス内やビルの空室などの遊休スペースを簡単に貸し借りできるマッチングサービスで、登録者は会議室の情報をスペイシーのサイトに掲載し、ユーザーはエリアや時間、Wi-Fi や電源などの設備から検索・予約ができる。1時間あたり500 円程度からと手頃な価格で会議室を利用できる点が支持され、現在登録されている物件数は約4,000 件、登録ユーザー数は約13 万人、のべ利用者数は200 万人にのぼる(2018 年6 月時点)。また、最近では飲食店のアイドルタイムを活用して座席をワーキングスペースとして貸し出すサービスのほか、低価格のモバイルWi-Fi レンタルサービスを開始するなど、リモートワークに必要なサービスを拡充し、順調に成長を続けている。