• GMO PAYMENT GATEWAY / GMO EPSILON

オンライン決済インフラ「fincode byGMO」が、AllganizeのAIエージェント作成ツールと連携
~MCPを介して、自社AIエージェントを通じた決済関連業務の自動化・高度化を実現~

2025年6月25日

報道関係各位

GMOペイメントゲートウェイ株式会社
GMOイプシロン株式会社

GMOインターネットグループで総合的な決済関連サービス及び金融関連サービスを展開するGMOペイメントゲートウェイ株式会社(東証プライム市場:証券コード 3769、代表取締役社長:相浦 一成 以下、GMO-PG)と連結会社のGMOイプシロン株式会社(代表取締役社長:村上 知行 以下、GMO-EP)は、2025年6月25日(水)より、スタートアップが成功するためのオンライン決済インフラ「fincode(フィンコード) byGMO」と、Allganize Japan株式会社(代表取締役CEO:佐藤 康雄 以下、Allganize)が提供する生成AI・LLMアプリプラットフォーム「Alli LLM App Market」の自社専用のAIエージェントをノーコードで作成できるツール「Agent Builder」との連携を開始しました。本連携により「Alli LLM App Market」のユーザー企業は、自社で構築したAIエージェント上で、MCP(Model Context Protocol)(※1)を介して、決済機能の直接操作やデータ連携が可能となり、決済関連業務の自動化・高度化が実現します。

  • (※1)AIエージェントが外部サービスの仕様を理解し、適切なリクエストを生成・実行するための共通規格のこと
オンライン決済インフラ「fincode byGMO」が、AllganizeのAIエージェント作成ツールと連携

【背景と概要】

多くの企業では部門・事業ごとに異なるSaaS型サービスや専用ツールを導入しており、業務システムの利用環境は複雑かつ多様になっています。そうした中、自然言語で対話しながら情報を取得し、処理を実行できるAIエージェントの活用が進んでいます。AIエージェントを業務の中核に据え、SaaSや基幹システムと連携しながら、社内外のツールを横断的につなぐオーケストレーションの構築が広がっています。
こうした動きに対応し、GMO-PGは、AI時代に最適な決済プラットフォームの実現に向け、国内の決済サービスプロバイダ(PSP)として初めて、GMO-EPが提供する「fincode byGMO」の「MCP」対応を行う(※2)など、決済サービスとAIエージェントの融合を進めています。
このたび、「fincode byGMO」は、Allganizeが提供する「Alli LLM App Market」の自律型AIエージェントをノーコードで作成できるツール「Agent Builder」と連携し、「Agent Builder」を活用して構築されたAIエージェントを通じて決済や請求、データ処理といった業務の自動化・高度化を実現します。
今後もGMO-PGは、信頼性と技術力を備えた国内外のパートナーと連携し、多様なAIエージェントとの接続を進めていきます。AIネイティブ時代のナンバーワンPSPとして、たえず進化を重ねながら、先進的な価値を社会に提供してまいります。

【「fincode byGMO」と「Agent Builder」の連携概要と活用例】

Allganizeが提供する生成AI・LLMプラットフォーム「Alli LLM App Market」内の「Agent Builder」にて、「fincode byGMO」との連携を指定できます。MCPを介して「fincode byGMO」の環境と接続することで、「Alli LLM App Market」のユーザー企業は、自社のAIエージェントを通じて決済用リンクの発行や請求書の発行をはじめとする決済関連の操作や、「fincode byGMO」へのデータ登録・出力などが可能となり、決済関連業務の自動化・高度化が実現します。

AIエージェントビルダー連携ツール選択画面
<「Agent Builder」上での連携操作イメージ>
エージェント機能を強化するツール一覧
<「Agent Builder」連携ツール一覧 >
AIエージェントの画面イメージ①(決済URLの作成)
<「fincode byGMO」と連携したAIエージェントのイメージ①(状況に応じた決済URLの発行)>
AIエージェントの画面イメージ②(請求書の発行)
<「fincode byGMO」と連携したAIエージェントのイメージ②(請求書の発行)>
■連携活用例
  • ・未回収債権業務の自動化

    未入金案件のリストアップ、該当する取引先の確認、請求書の再発行、メールによる支払い依頼、入金状況報告など、一連の業務をAIエージェントがシームレスに対応。バックオフィスの業務負荷を大幅に軽減します。

  • ・パーソナライズされた顧客体験(サブスクリプションなど)

    AIエージェントが属性や嗜好を分析し、最適なプランを提案。プランに応じたオンライン決済リンクを自動で発行し、新規契約から顧客登録まで一気通貫で対応します。

  • ・データドリブンなマーケティング戦略立案

    顧客管理システムや販売管理システムなどから顧客データをAIエージェントが収集し、「fincode byGMO」のデータと合わせて分析。より精度の高いマーケティング戦略の立案に貢献します。

AIエージェント x fincode byGMO 活用イメージ(例:未回収債権への対応)
AIエージェントによる業務自動化の流れ(例:未回収債権への対応)

「Alli LLM App Market」のAIエージェント機能詳細については、以下URLを参照ください。
URL: https://www.allganize.ai/ja/agent

【「fincode byGMO」について】

(URL: https://www.fincode.jp/

「fincode byGMO」は、スタートアップの成長に寄り添うオンライン決済インフラです。新サービスのローンチ前後に生じる決済領域の課題を解決するだけでなく、事業フェーズの進展に伴い求められる拡張的な価値をシームレスに提供します。
「テスト環境の即時提供」「迅速なWeb審査」「開発工数を削減するSDK(※3)・UIコンポーネント(※4)」などにより、短いリードタイムで決済システムの実装を可能としています。また、REST API(※5)やその他の拡張的な機能を通じて、「独自決済フローへの対応」「ユーザー拡大のための決済手段追加」「サブスクリプションプランの追加」「プラットフォーム型ビジネスモデルへの拡大」といった導入事業者の「次の一手」を支援します。
これらの機能を初期費用・月額費用無料、かつアカウント維持費用や振込手数料などの「見えづらいコスト」を最大限省いた料金体系で提供することで、導入事業者のコスト管理の負担を軽減し、自社サービスの成長に集中できる環境を提供します。
そして、拡張性に配慮した設計思想をベースに、AI時代のUX進化に合わせ「MCP(Model Context Protocol)」に対応し、AIエージェントと決済の融合による新たなユーザー体験を牽引しています。

  • (※3)Software Development Kitの略。「fincode byGMO」ではAPI組み込みを容易にするライブラリを提供しています。
  • (※4)クレジットカード情報の入力フォームを生成、提供する機能。
  • (※5)Representational State Transfer APIの略。「fincode byGMO」ではリソース指向で理解が容易なREST APIを通じて決済やサブスクリプションなどのデータを操作できます。

【GMOペイメントゲートウェイ株式会社について】

オンライン化・キャッシュレス化・DXなどを支援する決済を起点としたサービスを提供しています。年間決済処理金額は20兆円を超えており、オンライン総合決済サービスはEC事業者やNHK・国税庁等の公的機関など15万店舗以上の加盟店に導入されています。
決済業界のリーディングカンパニーとして、オンライン総合決済サービス、対面領域での決済サービス、後払い・BNPL(Buy Now Pay Later)、金融機関・事業会社へのBaaS支援、海外の先端FinTech企業への戦略的投融資など、決済・金融技術で社会イノベーションを牽引し、持続可能な社会の実現と社会の進歩発展に貢献してまいります。(2025年3月末時点、連結数値)

【GMO Payment Gateway, Inc.】

GMO Payment Gateway, Inc. provides payment-related services that support the customer's online and cashless migration and digital transformation (DX). Annual transaction value exceeds 20 trillion yen and our online comprehensive payment services have been adopted by over 150,000 merchants such as EC operators and public institutions of NHK and National Tax Agency, etc.
As the leading company in the payment industry, we contribute to the advancement and realization of a sustainable society by driving social innovations using payment and financial technology through our services, such as online comprehensive payment service, payment services in the offline market, Buy Now Pay Later (BNPL), BaaS Support services to financial institutions and enterprises and strategic investment and lending to overseas leading-edge FinTech companies. (As of end-March 2025, consolidated figures)

【GMOイプシロン株式会社について】

GMO-EPは、「Epsilon byGMO」と「fincode byGMO」の2つの決済代行サービスを提供しています。「Epsilon byGMO」は2025年3月末時点で4万社以上のEC事業者に利用されており、初期費用・トランザクション処理料(※6)無料で利用できます。「fincode byGMO」は、スタートアップ企業を対象としたオンライン決済サービスで、さまざまなビジネスニーズに対応するように設計されています。迅速な決済システムの導入を可能にし、Eコマースはもちろん、プラットフォーム型やサブスクリプション型のビジネスモデルにも最適です。
また、EC事業者の円滑なキャッシュフローをサポートするべく、売上連動型ビジネスカード「Cycle byGMO」、レンディングや送金サービス等の金融関連サービスも提供しています。
東証プライム上場企業のGMOペイメントゲートウェイの連結会社として、プライバシーマーク認証やPCI DSS、ISMS準拠のセキュリティ基準で安心してご利用いただける環境を提供しています。

  • (※6)トランザクション処理料とは、クレジットカードのオーソリゼーション(承認番号取得)や請求等でクレジットカード会社との通信ごとにかかる料金。
【報道関係お問い合わせ先】
GMOペイメントゲートウェイ株式会社
企業価値創造戦略統括本部 広報部
TEL
03-3464-0182
お問い合わせフォーム
https://contact.gmo-pg.com/m?f=767
GMOインターネットグループ株式会社
グループ広報部PRチーム 新野
TEL
03-5456-2695
お問い合わせ
https://www.group.gmo/contact/press-inquiries/
【AIエージェントとの連携に関するお問い合わせ先】
GMOペイメントゲートウェイ株式会社
企業価値創造戦略統括本部 経営企画統括部
E-mail
nbc@gmo-pg.com
【サービスに関するお問い合わせ先】
GMOイプシロン株式会社
「fincode byGMO」サポートチーム
お問い合わせフォーム
https://form.fincode.jp/contact

【GMOペイメントゲートウェイ株式会社】(URL: https://www.gmo-pg.com/

会社名 GMOペイメントゲートウェイ株式会社(東証プライム市場 証券コード:3769)
所在地 東京都渋谷区道玄坂1丁目2番3号 渋谷フクラス
代表者 代表取締役社長 相浦 一成
事業内容 ■総合的な決済関連サービス及び金融関連サービス
資本金 133億23百万円

【GMOイプシロン株式会社】(URL: https://www.epsilon.jp/

会社名 GMOイプシロン株式会社
所在地 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 ヒューマックス渋谷ビル
代表者 代表取締役社長 村上 知行
事業内容 ■オンライン販売の決済代行、代金回収代行及びそれらに付帯する業務
資本金 1億5百万円

【GMOインターネットグループ株式会社】(URL: https://www.group.gmo/

会社名 GMOインターネットグループ株式会社(東証プライム市場 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 持株会社(グループ経営機能)

■グループの事業内容
インターネットインフラ事業
インターネットセキュリティ事業
インターネット広告事業
インターネット金融事業
暗号資産事業
資本金 50億円