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GMOペイメントゲートウェイ、
日本初、OpenID 決済サービスを開発、年内に提供開始予定

1つのID で様々なEC サイトのネットショッピングが可能に

2009年10月7日
GMOペイメントゲートウェイ株式会社

GMO インターネットグループで非対面クレジットカード等の決済事業を展開するGMO ペイメントゲートウェイ株式会社(東証一部:証券コード3769 本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:相浦 一成以下、GMO-PG)は、日本で初めてID やパスワードに加えて、クレジットカード情報等まで共通利用できるOpenID を活用した決済サービスを開発いたしました。このサービスを通じて、1 つのID だけで異なるEC サイトにログインから商品の決済までの一連の手続きを済ますことのできる利便性の高い環境の実現を目指しており、提供開始は年内を予定しております。

背景と概要

昨今、1 つのID を異なるEC サイトやサービス間で共通利用できるOpenID は、2009 年中には世界中で発行済みのOpenID 数が14.4 億に達すると推測(*1)されるなど世界的な広がりを見せており、日本でも大手事業者を中心に対応サービスが増えつつあります。しかし、OpenID に対応して1 つのID で異なるEC サイトにログインできても、クレジットカード情報など購入に必要な情報までを共通利用できるサービスはなく、購入時はEC サイト毎に情報を入力する必要がありました。ユーザーにとっては依然として手間が掛かるといえます。

このような背景からGMO-PG は、ID やパスワードを異なるEC サイトで共通利用できる利便性の高いOpenID を活用して、ユーザーのクレジットカード情報等の入力における手間も省く、OpenID 決済サービスを開発いたしました。これは日本で初めてのサービスであり、提供開始は年内を予定しております。

利用者はOpenID 取得時にクレジットカード情報等を入力しておくだけで、GMO-PG のOpenID 決済サービスに対応していればどのEC サイトにおいても、購入する際これらの情報入力が不要となります。

EC 事業者においては、利用者のクレジットカード情報等の入力の煩わしさによる機会損失を大幅に減らすことができ、さらにクレジットカード情報を保持せずに済むので、外部からの不正アクセスに対する防御強化や内部の漏洩対策に苦心する必要がありません。

現在GMO-PG は、EC サイト構築オープンソースのEC-CUBE(*2)でのOpenID 決済サービス連携実証を進めており(*3)、クレジットカード決済のほか様々な決済手段への拡張を視野に入れて、システム面、法制度面などでも関係機関と連携しながら評価・検証を行い、年内のサービス提供開始を予定しております。

またGMO-PG の連結子会社であるイプシロン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:新井 悠介)は、GMO インターネットグループ独自のID である「GMO とくとくID」(*4)での決済サービスを提供しており、GMO-PG とイプシロン株式会社は、今回開発したOpenID 決済サービスとGMO インターネットグループ独自ID 決済サービスの両方を提供してく予定です。

(*1) 出典:米OpenID Foundation
(*2) EC-CUBE:株式会社ロックオンがEC サイト構築により培ったノウハウ(モジュール群)をオープンソースとして
提供したEC サイト構築パッケージ。現在数千のEC サイトで採用され稼動しています。http://www.ec-cube.net/
(*3) 属性情報交換の拡張仕様OpenID AX を実装。年内にはAX のセキュリティ面をより強化した拡張仕様への対応も視
野に入れています。
(*4) 「GMO とくとくID」: GMO インターネットグループの複数のサービスで使える共通ID。GMO とくとくID があ
れば、同じメールアドレスとパスワードで各サービスにログインできるほか、各サービスの利用を開始する際、申込
みフォームの入力などを簡単に行うことができます。

GMO-PGのOpenID決済サービスについて

(1) 時期:2009 年内開始予定
(2) 内容:以下の観点で評価および検証を行った上で、商用提供を開始いたします。

  • 認証システムとしての OpenID の有用性の検証
  • クレジットカード情報を含む属性情報交換の検証
  • EC サイト構築オープンソースEC-CUBE での、EC サイトOpenID 対応化の検証
  • 複数の EC サイトにまたがる属性情報連携の検証
  • Peer-to-Peer 型認証システム相互運用の検証
  • 法制度面の検証

GMO ペイメントゲートウェイ株式会社 URL:http://www.gmo-pg.com/

GMO-PG は、インターネットショップなどの非対面販売型の事業者、CATV やNHK など月額料金課金型の事業者、並びに日本年金機構(旧 社会保険庁)や東京都など公的機関等に、クレジットカードをはじめとする決済処理サービスを提供しております。消費者と事業者にとって安全性が高く便利な 決済を実現し、日本の決済プロセスのインフラになることを目指しております。決済業界のリーディングカンパニーとして、イノベーションをリードし、EC 化率向上に貢献いたします。

報道関係お問合せ先
GMOペイメントゲートウェイ株式会社 経営企画室
TEL

03-3464-0182

FAX

03-3464-2477

E-mail
ir@gmo-pg.com
GMOインターネット株式会社 グループ広報部
TEL

03-5456-2695

FAX

03-3780-2611

E-mail
pr@gmo.jp
GMOペイメントゲートウェイ 会社概要
所在地 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番地6号 渋谷ヒューマックスビル
代表取締役社長 相浦 一成
事業内容 クレジットカード等の決済処理サービス及び付帯するサービス
資本金 6億5,581万円
会社名

GMOペイメントゲートウェイ株式会社
(東証一部 証券コード:3769)

GMOインターネット株式会社 会社概要
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表取締役会長兼社長 熊谷 正寿
事業内容

WEBインフラ・EC事業

インターネットメディア事業

資本金

12億7,683万円

会社名 GMOインターネット株式会社 
(東証一部 証券コード: 9449)
http://www.gmo.jp/

以上

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