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「挑戦したい」という想いの火を消さない。エンジニアFellow が描く理想のチーム像

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ITサービス統括部のQM・R&D室長/エンジニアFellowを務める駒井 直。主力サービスのPGマルチペイメントサービスの立ち上げから運用まで携わった後、新サービスの事業の要となる役割を担ってきました。そんな駒井が今もGMOペイメントゲートウェイ(以後、GMO-PG)を居場所に選び続ける理由とは。

PGマルチペイメントサービスの立ち上げに尽力。エンジニアとして、会社と共に成長

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----まずは入社された経緯を教えてください。

もともと私は、Web系に関心が強かったこともあり、汎用機系のデベロッパーに所属していた頃から開発パートナーとして、社で一人だけGMO-PGでWeb系の仕事を受託していました。

そのため、目指す方向性も一緒に働くメンバーのことも、十分すぎるほどわかっていて、同じ会社で一緒に仕事をしたほうが当時の会社とGMO-PGの双方にとってメリットが多いと考えた結果、転職することにしました。

----入社後はどのような仕事をされたのでしょうか?

協力会社時代から継続する形でPGマルチペイメントサービスの立ち上げに関わり、5、6年の間にエンジニアとして開発や設計だけでなく、運用、セールス支援まで、あらゆることに関わりました。

その仕事の中で印象的だったのが、サービスを通して、世の中の動きがわかるおもしろさを感じられた経験です。

たとえば、アパレル事業者様のセールであれば取引量が高い水準で高め、かつ安定したままじわじわと商品が売れていく。一方でゲーム事業者様であれば、特定のタイミングで爆発的に取引がスパイクする様子を見たんです。このように、決済プラットフォーム上では、数字としていろんなことが見えてきます。自分たちが作ったシステム上に、数字という形で世の中のトレンドが現れてくることが、開発者としておもしろさを感じたところでした。

----その後、新規サービスの立ち上げに、エンジニアとして関わられた経緯を教えてください。

もともとは、いちプログラマでしかなかったところから、プログラムがつながってシステムになり、そのシステムを使う人の存在が見えて、現実世界に働きかけるサービスとして捉えるようになる。すると、他のサービスが気になり始めたんです。

PGマルチペイメントサービスの規模が大きくなり安定してきたこともあって、特定のサービスに入れ込むのではなく、新しいことをやってみたいと思うようになりました。

新規事業立ち上げの"相談役"。現場のエースから、コードが書けるリーダーへ

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----新規サービスのプロダクト設計、エンジニアリング支援では、どのようなことをされているのですか?

新規サービスの面では、事業開発者から新規事業の相談を受けて、納得のいく進め方を考えています。

エンジニアリング支援でいうと、データサイエンス、プロダクトUIデザイン、システムの品質管理、それから新規事業のインキュベーションといった、スペシャリストで構成されるチームに気持ちよく動いてもらうための段取りを整えるのが、私の仕事ですね。

GMO-PGは上場企業ですし、決済で社会を支える会社です。守るべき制約は少なくありません。そんなとき、メンバーが統制との間でフラストレーションが溜まらないよう、事業の意義を説明したり、折り合いのつけ方を一緒に考えたりすることを意識しています。

----現場のエンジニアから、メンバーを束ねる立場になって感じた心境の変化を教えてください。

当初、開発者としての立場を離れることに抵抗がありました。ですが、実際にチームを作って、あるメンバーを明確にリーダ格と位置付けたところ、そのメンバーが他の人をうまくマネジメントしてくれて、チームワークが機能し始めたんです。すると、メンバーたちにとって、最初は与えられた仕事だったのがだんだん自分ごとになり、自発的にチーム運営のルールを考えるようになりました。

メンバーに芽生えたオーナーシップが品質を高めていくための原動力となり、自分ひとりで頑張るより、ずっと大きな成果が得られるようになって、『これもおもしろいのではないか』と思うようになったんです。かつては現場のエースとして、自力で解決していくことにおもしろさを感じていましたが、ここ数年はそうやって火を起こしてくれる人たちを作ることのおもしろみも理解できるようになりました。

----チーム作りで大切にしていることはありますか?

メンバーを大人として扱うことですね。行動を管理し、細かく指示を出して、仕事や人生が誰のものかわからなくなると責任感が薄れてしまうと思っています。大人扱いすることで、本人の自主性が促され、成長につながると思っています。

また、開発の現場から完全に離れてしまわないことも、心がけていることのひとつです。GMO-PGのサービスを支えてくれるエンジニアは腕に自信がある人ばかり。自分の手を動かせない人のいうことは聞いてくれません。ですから、ここぞというときに見せられる腕っぷしの強さは残しておくようにしています。

軌を一にするメンバーと共に、大きな裁量を持って働ける環境がある

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----GMO-PGで働くおもしろさ、魅力はどんなところにあると思いますか?

大きく2つあると思っています。1つ目は、与えられる裁量が大きいことです。GMO-PGのエンジニア組織は、少数精鋭のチーム編成です。それだけ個人の生産性が高いということ。責任も負担も重くなりますが、指示されたことを淡々とこなす働き方にならないことは断言できます。

2つ目は、メンバーが同じ方向を向いていること。サービスを立ち上げたり運用する上で、システム以外の部門に難しい相談を持ちかけることがどうしても多くなります。無理難題をお願いすれば、当然、最初は難しい顔をされますが、きちんと説明するうちに、「これはどうやって進めたらいいんだろうね」と、最終的には前向きな話ができるんです。

この2つは、入社した2009年から13年間、まったく変わっていません。とても誇りに思う点です。

----逆に、GMO-PGで働く上で大変なのはどんなところでしょうか?

誰かが作った手法を踏襲しながら仕事をしていきたい、と思っている人にはつらい環境かもしれません。やりたいことがあって、もしそれが既存の手法に収まらないなら、自分であたらしいやり方を切り開く、いわばルールメーカーになる気概をもって、いろんなことに対処していこうとする姿勢が必要ですね。

もちろん、サポートは惜しみません。GMO-PGには歴の長いメンバーが多く、自身の成功・失敗体験をもとにフォローしてくれるはずです。与えられた環境を利用して独り立ちできるような、自分の意志を持って、一個人として自律して働く能力が求められると思います。

会社が明日なくなっても働き続けられるような、高い専門性と市場価値を身につける

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----エンジニアとして活躍し続けるためには、どんな力が必要だと思いますか?

所属する会社がなくなっても、難なく働き続けられるような専門性を身につけることが大切だと思います。流動性が上がり個人の市場価値がますます問われる中で、自分が何を得意とするエンジニアで、事業や会社に対してどんな貢献ができるのかを意識するべきです」

----高い専門性と市場価値を持つ駒井さんが、今もGMO-PGで働き続ける理由を教えてください。

どんな働き方を選ぶかは、どんな生き方に興味が向くかによって変わってくると思うんです。フリーランスで活躍する一流のエンジニアはたくさんいますが、自分の場合は、技術的な部分のおもしろさに加えて、GMO-PGという場所、GMO-PGの人に魅力を感じています。

セクション間の断絶など、本来的な仕事以外に対処しなければいけない課題が山積するようなところでは、思い描くパフォーマンスを発揮できません。GMO-PGには、専門性や市場価値を高められるだけでなく、すべての部門が同じゴールを見ながら、それぞれのスペシャリストとして職責ファーストで取り組める環境があります。それが、長くここを居場所にしている理由かなと思います。

----今後、技術の面でとくに力を入れていきたいことはありますか?

GMO-PGでは、主力サービスがオンプレミスのインフラを基盤としています。ここ数年、クラウド化に注力してはいますが、まだまだ広げられると思っていて。クラウドへの移行を実現するだけでなく、クラウドネイティブと呼ばれるようなアーキテクチャへ昇華し、より高度なハイブリッドインフラで安定したサービスを提供していきたいですね。

----チームの面ではいかがでしょうか?

自分のチームはデータ分析、プロダクトUIなど専門知識を提供するチームです。しかし、個々のサービスを運用するチームがそれらの視点を持ち、自律的に課題解決することが理想です。そうして、専門組織としての今のQM・R&D室が解消され、5年後、10年後には、まったく違ったテーマのもとで人が集まっている。そんなチームの未来像を思い描いています。

----最後に、駒井さんの個人的な展望を教えてください。

GMO-PGを誰もが自由に、新しいことに挑戦できる場所にしていきたいですね。今後、会社がますます拡大するにつれて、組織のルールや遵守すべきコンプライアンスも増えていくでしょう。すると、誰も制限していないのに、「これもできない、あれもできない」という空気がどこからともなく醸成されていくことが起きてしまうかもしれないです。

「やりたい」という想いや機運があるところに、「やっていいんだ」と煽り立てて、火を消さないこと。そんな環境を作り続けていくことが自分の役目だと思っています。

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