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CAMPFIREが考える、クラウドファンディングにおける決済体験の重要性 -執行役員CPO大橋 桃太郎氏、リードエンジニア生沼佑樹氏のインタビュー 【後編】

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国内最大手クラウドファンディングサービス『CAMPFIRE』は、GMOペイメントゲートウェイ(以下、GMO-PG)を通して12種類もの決済手段をユーザーに提供しています。同社最年少執行役員であり、プロダクトマネジメント責任者を務める大橋桃太郎氏とリードエンジニアの生沼佑樹氏に、同社がどのような理念やサービス哲学を持ち、GMO-PGの決済手段を12種類も導入するに至ったのか、ロングインタビューの後編をお届けします。

前編はこちら

「CAMPFIRE以上にCAMPFIREに詳しい」GMO-PG営業担当者と共通化された実装仕様

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GMO-PGの担当者との関わり方について、率直なところ決済担当者のサポートはいかがですか?

大橋様: 正直、プロダクト責任者の僕よりCAMPFIREの仕様に詳しいのではないかなと。そう感じるくらい、弊社サービスの課題を"自分ごととして捉えて"導入支援していただいています。

先ほどCAMPFIREはECと似ているとお話ししましたが、独自の仕様はもちろんあります。その部分に寄り添ってくださる姿勢には大変感謝しています。もはや担当者さんがCAMPFIREに出向してくださっているような感覚ですね。笑

営業冥利に尽きるお言葉です。ミッションドリブンな文化に、我々は決済領域で最大限貢献できたらという想いで取り組んでいます。

大橋様: まだまだ乗り越えなければならない壁もあると思っています。でも、そういった壁は是非GMO-PGさんと一緒に超えていきたいですね。

今は決済に関して困ることがあったら担当者さんにすぐ連絡がとれるので、とても安心感がありますし、日々そのありがたさを感じています。

ありがとうございます。決済手段を12種類も実装すると開発工数が膨らむと想像しますが、開発コストを下げる工夫をされている点はありますか?

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生沼様: すべての決済サービスを「PGマルチペイメントサービス」を通じて導入している点が大きいです。決済サービスをそれぞれの会社から導入するとコードも複雑になりますし、その分、バグも生まれやすくなります。
※「PGマルチペイメントサービス」はGMO-PGが提供する総合決済ソリューション(決済代行サービス)です。

GMO-PGさんの場合、どの決済サービスもある程度インターフェースが共通化しているので、割とすぐに導入できるのは嬉しい点でした。直近では『au PAY(ネット支払い)』を導入したのですが、だんだん導入スピードが上がってきていますね。

きっとGMO-PGさん側ではいろいろと複雑な処理をされているのだと思いますが、我々が扱うフロントの仕様はほぼ共通化されているので、複数の決済サービスを導入する際もただGMO-PGさんの仕様に慣れていけばよいのです。本当に、いつもありがとうございます!という気持ちです。

また、両社でコミュニケーションが、ビジネスサイドもエンジニアサイドもどんどんスムーズになっている点も、コストを減らすことに繋がっています。

1セッションの裏にあるプロジェクトオーナーの努力を決済で無駄にしてはならない

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CAMPFIREさんがGMO-PGの決済サービスを導入して得られたと感じる成果を教えてください。

大橋様: 何度も口にして恐縮ですが、我々はミッションとして『一人でも多く一円でも多く、想いとお金がめぐる世界をつくる。』を掲げています。ただ、この想いは、プロジェクトオーナーさんの方が我々以上にもっと強く抱いています。一人でも多くの方に支援して欲しいし、一円でも多くお金を集めたい。それは当然のことです。自分たちのプロジェクトであり、大袈裟ではなく人生を左右するかもしれないわけですから。

その視点で考えると、やはり、GMO-PGさんのおかげで豊富な決済手段を揃えられているのはとてもポジティブな成果です。GMO-PGさんと二人三脚で歩んできてよかったなと思います。

最近嬉しい出来事がありました。数多くのクラウドファンディングプラットフォームがある中、それでも弊社サービスを選んでくださったプロジェクトオーナーさんに「なぜ選んでくださったのですか?」と伺ったことがありました。

その理由、一つはCAMPFIREの担当者が一生懸命だったから。
もう一つがCAMPFIREは「決済手段が段違いに充実していたから」でした。
CAMPFIREを使うことでプロジェクトの成功確率を最大化できるという判断です。
このように決済手段の豊富さで選んでいただいた例は、直接知っているプロジェクトオーナーさんで45名いらっしゃるので、サービス全体で見るともっとたくさんいるはず。これは、明確な弊社の強みかなと思っています。

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▲CAMPFIRE様における決済手段。CAMPFIRE様決済画面より。

決済手段が多様化する現在では、慣れ親しんだ決済手段がサービスに用意されているかは購買体験に大きな影響を与えそうですね。

大橋様: そうなんです!これはクラウドファンディングの特徴ですが、支援者さんが支援する際のテンションは、とても前向きな状態にあります。何か買い物をするときに、「できるだけ安い方を買おう」「本当は買いたくないけど買わなければならない」といった状況もあるかと思いますが、クラウドファンディングで決済をするときは「活動に共感した」「とても面白そうだ」「応援したい」と、喜んで決済をしてくださいます。

その盛り上がっている状態を100とするならば、入力フォームが多かったり、会員登録までに何度もページを跨いだり、あるいは決済フォームが見づらいなどのユーザービリティの悪さでどんどん減点されていき、モチベーションが0になると、残念ながら離脱されてしまう。逆に言うと、0を切らずに無事決済まで支援者をお届けすることができれば、我々はプロジェクトオーナーさんに資金をお渡しできるんです。

クラウドファンティングはWebサービスなので一期一会です。近所にあるお店のように、日常で通りすがりに何度も目にすることは少ないと思います。プロジェクトオーナーさんの発信をきっかけに流入したユーザーは、次に来訪するには自らCAMPFIREを検索したりURLを叩くしかないのです。

今、CAMPFIREのセッションは月間何百万とありますが、その1セッションはプロジェクトオーナーさんが一生懸命発信して連れてきてくださった"尊い1セッション"です。
それを僕たちが不親切なユーザー体験を提供してしまったがために、「決済は後でいいか」と思わせてしまうなどして離脱させてしまうことは、許容できる世界ではない。
プロジェクトオーナーさんの1セッションの裏にある努力に本気で報いるために、支援者さんの「めんどくささ」をできる限り減らさなければと常に思っています。

クラウドファンディングは一期一会、だからその1セッションに報いたい。すごくグッときました。

大橋様: 僕自身もクラウドファンディングで応援しなくて後悔したことがあります。「昨日、終電逃してタクシーで帰ったし、支援するのをやめておこうかな」と思って支援しなかったプロジェクトが、後日夕方のニュースで取り上げられていたりして。でもそのプロジェクトに自分は関われていないわけですね。今見てもすごくいい活動だなと思うのですが、同時にステークホルダーになれなかった悔しさが込み上げてきます。

確かに、またどこかで支援する機会はあるかもしれません。けれど、僕が支援を取りやめたあのタイミングで支援できる機会はもう二度とこない。こうした体験は、支援者さんのためにも、プロジェクトオーナーさんのためにも、できるだけ減らさなければならない。だからこそ、支援者さんの「応援したい」気持ちを保ったまま、決済完了までナビゲートする体験を届け続けたいと考えています。


今回は前後半にわたり、CAMPFIRE様が目指すクラウドファンディングの在り方をお伺いしつつ、その中の決済手段がもたらす効果についても深堀させていただきました。
GMOペイメントゲートウェイとして、CAMPFIRE様が提供されるサービスに良い貢献ができるよう今後ともサポートを続けてまいります。
前半はこちら

GMOペイメントゲートウェイ株式会社について

ネットショップなどのオンライン事業者、NHK、国税庁や東京都等の公的機関など10万店舗以上の加盟店様に、総合的な決済関連サービス及び金融関連サービスを提供しています。決済サービスを中心に、加盟店の成長に資する付加価値サービス、金融技術を活用した決済手段や資金ニーズに対応するサービスを提供し、年間決済処理金額は9兆円を超えています。(2022年3月末現在、連結数値)
株式会社CAMPFIRE様へは、2013年よりクラウドファンディングのご支援者様が決済される際のシステムを提供。現在12種類の各種決済手段をPGマルチペイメントサービス経由でご導入いただいております。今後もご期待に沿えるよう、サービスの改善・拡充を行って参ります。

前半はこちらからご覧いただけます。

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お客様導入事例

(by あなたのとなりに、決済を編集チーム)

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