金融関連ビジネスで世界の国々の発展に貢献したい【GMO-PG海外事業の狙い】

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2021-01-08

金融関連ビジネスで世界の国々の発展に貢献したい【GMO-PG海外事業の狙い】

GMOペイメントゲートウェイ(以下、GMO-PG)では、国内での決済代行事業や金融関連事業だけではなく、海外でも事業展開をしている。なぜ、GMO-PGが海外で事業をする必要があるのか。どのような意図、どのようなメリットがあって事業をしているのか。本記事では東南アジア・インド地域での事業について、アジア事業統括部統括部長の中嶋にその理由と想いを聞いた。

プロフィール写真
GMOペイメントゲートウェイ
企業価値創造戦略 統括本部 アジア事業統括部 統括部長
中嶋 孝平(なかじま こうへい)

1980年生まれ。2003年東京大学卒業後M&Aアドバイザリー会社を経て、リクルートに入社。2013年よりインドネシアジャカルタに駐在し、旅行系EC事業の立ち上げを行う。
2017年GMO-PG入社。海外企業に対する投資を担当。その後融資事業の開始にあたり担当に手を挙げる。
シンガポールを拠点にして、東南アジアとインドにおいて投融資活動を行っている。

目次

台湾、シンガポール、タイ、マレーシア、インドおよびアメリカにて融資事業や決済事業を行っています。私は現在シンガポールに駐在し、東南アジア・インドを中心にMSB(マネーサービスビジネス)、つまり金融関連事業を行っています。
日本では、当社は決済代行事業と、その決済ビジネスで築いた顧客基盤やデータを生かして融資をはじめとしたMSB事業を行っていますが、海外は現地の様々な事情も含め自前で事業を行うのが容易ではありません。
そこで、まずは、当社が得意分野とする決済や融資事業を行うFinTechのスタートアップ企業に対して融資をしたり、出資による事業提携などを積極的に行っています。

<Tips!>出資、融資の違い

出資と融資の大きな違いは、融通された資金の返済義務が発生するか否かです。出資には返済義務はなく融資は返済義務があります。また、それぞれ資金を融通する側の目的が違います。
出資は事業の将来的な成功や成長に対して資金を融通し、出資額などに応じた利益配当を受けたり、出資によって得られた株式を売却することによりキャピタルゲインを得たり、経営に参加する権利を受けたりすることを目的とします。配当金やキャピタルゲインだけでなく、投資側は事業提携を行うなど事業的なメリットも考えます。
一方融資は、資金を融通し利子と共に最終的には元本も返済してもらうことで、利益を得ます。出資はその結果が表れるのが長期にわたることもありハイリスク・ハイリターンな側面がありますが、融資は資金の返済が前提となるためリスクが相対的に低くなります。

日本国内で培った決済・金融関連事業のノウハウを海外へ

我々は、従前から決済代行事業を海外展開していますが、さらにその先を見据え、テクノロジーの力で、決済・金融関連サービスをより便利なものにし、発展途上国の中間層を含めてより多くの人に提供していくこと(ファイナンシャル・インクルージョン)をビジョンとしています。日本以外の国々において、今すぐに直接決済や金融関連サービスを提供することは難しいので、まずはUnbanked、Underbanked(非銀行利用者層、銀行がサービス対象としないユーザー層)といわれるような人たちに金融サービスを提供する現地のFinTech企業を、出資や融資といった形で支援することで、先ほどのビジョンを間接的に実現していこうとしています。
また、それ以外にも、社会貢献や企業統治に真摯に取り組む企業に対して、つまりESGの観点で出資や融資をする企業を探しインパクト投資を行うことで、間接的に社会の革新や課題解決を支援しています。

日本国内での知見がたまっているため、本当に実力のある企業、正しいビジョンを持っている企業を見極めることができます。更に、資金だけではなく、情報提供や関係を築いてきたアジア諸国の企業の紹介などもできます。例えば、インドネシアのある企業がタイに進出したいとなった際は、当社出資先の決済代行会社の最大手を紹介するなどWin-Winの関係を築くことができました。

人口が多くGDP成長率も高いインドネシアとインドの企業3社をご紹介します。

  • 1. Investree
    インドネシアでSME(中堅中小企業)向けに、ファクタリングサービスを主とするP2P融資プラットフォームを提供するFinTech企業です。借り手と貸し手をオンライン上で繋なぎ、貸し手が売掛債権を買い取ることで、借り手の資金調達をサポートしています。SMEにとっては、売掛金の入金を早めることで事業成長を加速させることができ、その支援をしています。
  • 2. FinAccel
    インドネシアにて、「Kredivo」という後払いや分割払い、及び個人ローンサービスを提供している企業です。銀行口座の保有率が低い同国では、クレジットカードの保有率も約3%と低く、ECサイトでの決済手段が限られていました。Kredivoでは独自のクレジットスコアリングを行う技術を用いることで利用者を獲得し、爆発的に普及が進んでいます。
  • 3. RentoMojo
    インドにおいて、家具・家電・スマホを個人がサブスクリプション形式で利用できるという事業を行っており、所有しないで利用するという新しいニーズにこたえたことで、特に都市部の若者に受け入れられています。同社のサイトにとどまらず、パートナーのECサイトや小売実店舗の購入でも同社からリースを受けることができるため、POSファイナンス(商品の購入時点で融資を受け、分割払いや後払いをできる融資サービス)でのポジショニングをしています。

これらの会社はすべて、テクノロジーを活用して、中間層に対して資金面でのサポートを実現する金融サービスを提供することで、人々の日々の生活の向上やビジネス発展に貢献しています。

なぜグローバル市場で戦えるのですか

東南アジアの国々はスタートアップが沢山出てきています。一方で、銀行などは大手企業への融資は行うものの、なかなかスタートアップには融資が難しい状況です。そこで、我々のような企業が優良な企業を見極めて融資をさせてもらうことで、事業の拡大をお手伝いできると考えています。
もちろん他のグローバルな機関投資家も積極的に出資や融資を実行しようとしていますが、特に我々が得意とする決済やFinTech領域については一歩先に良い企業を発掘することができており、この土俵で戦えています。

先んじて出資、融資を行うメリットとしては、将来有望な企業と良い関係を早期に築けることで、後々の事業拡大などの際にも協力し合えることです。また、収益的な面でもメリットがあります。スタートアップは将来的なリスクがあることから、融資を受けづらい状況にあります。そのため金利は必然的に高くなります。そのような将来的なリスクを認識したうえで、当社は融資を行い、相応の金利を頂戴しています。

ゆくゆくは当社自らサービスを提供していきたいと考えていますが、まずは間接的であっても上記のような形でその国の発展に貢献していくことを目指しています。手当たり次第に融資、出資をするのではなく、あくまでもその会社、経営者を見て判断します。しっかりとコミュニケーションをとり、信頼関係を築けると判断したうえで、融資、出資をしています。
私はこの3年間で複数の経営者と関わらせていただいていますが、どの経営者もとても魅力的で、社会貢献のために事業を行っています。このような企業のお手伝いができている喜びを非常に感じており、今後も優れた将来有望な企業を発掘できるよう努めていきます。

最後に、この仕事は法規制、会計処理など沢山のハードルがあります。各社事業が全然違うため、1つ1つオーダーメイドで契約などを整えていきます。そもそも相手の事業モデルを理解した上でマッチする融資スキームを提案することは必須であり、Win-Winの関係を設計するのが重要です。
大変ではありますが、間接的とはいえ融資を実現することで海外の国々の発展に関われるという点は非常にやりがいがあり面白い仕事です。
当社は今後も世界の国々の発展に貢献できるように海外事業を拡大していきます。ともにチャレンジできる方のジョインをお待ちしています。

(by あなたのとなりに、決済を編集チーム)

※本コンテンツ内容の著作権は、GMOペイメントゲートウェイ株式会社に属します。
※記載されている商品・サービス名は、各社の商標または登録商標です。

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