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「即給 byGMO」で実現。UTグループが描く給与支払いの新スタンダード

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製造派遣業界のリーディングカンパニーであるUTグループでは、働く人の安心と利便性を第一に考え、給与前払いサービス「即給 byGMO」を導入しました。その背景には、人材派遣業界特有の採用・定着の課題、そして”毎日が給料日”という、柔軟な給与受け取りを可能にする制度づくりへの取り組みがありました。

本記事では、同社で「即給 byGMO」の運用を担うサービス基盤部門 社員サービスファンクションの責任者・五十嵐様と、実務を担当する吉田様、松井様に、導入の舞台裏とその効果、今後の展望について伺いました。

人材サービスの未来を支える──UTグループの使命とビジョン

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- 貴社の事業内容や企業理念について教えてください

五十嵐 様:UTグループは、製造・設計・開発等の無期雇用派遣事業を行っています。「はたらく力で、イキイキをつくる。」をミッションとし、創業時から一貫して、働く人の成長と人生の安心に軸足を置いています。働く意欲を持ったすべての人にスキルアップやキャリア形成の機会が等しく提供され、公正に処遇される社会の実現を目指しています。

- 働く人に向けた取り組みや、環境づくりで貴社が意識していることはありますか?

五十嵐 様:派遣という働き方を「はたらく人へのサービス」と捉え、より利便性の高いサービス基盤を構築することを目指しています。

派遣社員が就業した累計労働時間に応じたポイントを付与し、ポイントランクから算出したポイントに応じて自社株式を交付する制度「ポイントプログラム」もサービスの一つとして導入し、働く人の安心や利便性を第一に考えながら、派遣社員との長期的な関係性づくりを進めています。

- 業界全体を通して人材採用や定着に関して感じている課題があれば教えてください

五十嵐 様:製造業の現場はこれまで、若年層男性を中心に採用活動が行われてきました。しかし、近年は労働力不足や働く人のニーズが多様になっています。そのため、女性やシニア、外国籍の方々だけでなく、「地元で働きたい」「限られた時間だけ働きたい」といった希望にも応えられるように環境を整備しています。

UTグループ全体では、年間約120,000名の方から応募をいただいております。製造派遣業界のリーディングカンパニーとして、"より多くのはたらく人に応えられるプラットフォーム"を創造してまいります。

給与支払いのギャップが人材の離脱を生む──制度見直しの原点

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- 給与前払い制度を導入するに至った背景を教えてください

五十嵐 様:これまで当社では給与の締めから支払いまでの期間が長く、入社から初任給の受け取りまで50日程度かかるケースもあります。特に生活基盤がまだ安定していない入社直後の社員にとっては、この期間が大きなハードルとなっており、結果的に定着率に影響を与えていました。

当初は、社内の貸付制度などで対応していましたが、運用面の負担などの課題があり、抜本的な改善が必要でした。こうした背景から、2019年に福利厚生の一環として給与前払いツールの導入を決めました。

- 「即給 byGMO」導入以前は、他社のツールを利用していたと伺いました。既存の仕組みを変えたいと思われたきっかけにはどのようなものがあったのでしょうか

五十嵐 様:当初導入したツールでは、前払いの利用可能額が1日あたり最大5,000円までしか積み上がらないという制限がありました。派遣社員の給与は1日5,000円とは限らず、実際にはそれ以上の給与となる勤務も多いため、「働いた分を受け取れる」という前払い制度の前提に合わない事態が発生していました。

また、前払い申請後、管理者の承認までにタイムラグが生じることもありました。現場では3日に1回の支払い、週払いなどのローカルルールが生まれてしまうケースもあり、結果的に「日払い対応」が実現していないという現状もありました。

こうした制約や運用上の課題を解消するため、より柔軟で現場の実態に即した仕組みが必要と考え、切り替えを検討することになりました。

複雑な要件に応えた柔軟性──UTグループが「即給 byGMO」に決めた理由

- 数あるツールの中から「即給 byGMO」を選んだ理由を教えてください

五十嵐 様:導入を検討する際、社内で複数のツールを比較するコンペを実施しました。「即給 byGMO」は当時の担当者が調査を行い、候補のひとつとして挙げたものでした。

選定にあたっては、当社が求める柔軟な日払いロジックへの対応力、振り込みスピード、管理のしやすさ、そしてコスト面などを重視しました。

最終的には既存のツールと「即給 byGMO」の二択となりましたが、GMOペイメントゲートウェイの対応力や信頼性、当社独自の給与ロジックを加味した的確な提案が決め手となり、「即給 byGMO」の導入を決定しました。

- 導入に際しての懸念点やGMOペイメントゲートウェイからのサポート体制について教えてください

五十嵐 様:導入にあたっては、当社独自の給与体系や控除の複雑なルールに対応できる柔軟性が必要でした。その中で、GMOペイメントゲートウェイは要望を丁寧にヒアリングし、何度もシステム開発側とすり合わせを重ねながらカスタマイズを進めてくれました。

導入時には、切り替えスケジュールの管理や、従業員のログイン時のパスワード運用などで混乱が生じる懸念もありました。しかし、丁寧なサポートのおかげで、大きな混乱もなく、スムーズに導入から定着まで進められたと感じています。

運用が変われば、現場も変わる──導入後に見えたポジティブな効果

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- 「即給 byGMO」導入後、どのような効果がありましたか?

五十嵐 様:「即給 byGMO」は勤怠データと連携しており、前払い可能額が随時更新される仕組みになっています。そのため、勤怠報告を忘れずに行うという意識が高まったと感じています。

また、誤った勤怠報告や使いすぎがあると、サービスの利用が一時停止される仕組みになっているため、結果として正確な勤怠管理や自己管理の意識向上といった教育的効果も生まれています。

- 採用活動などにも影響はありましたか?

五十嵐 様:これまでも前払い制度は導入していましたが、上限額や承認フローなどの制約があり、実態としては日払いが十分に機能していませんでした。そのため、求人広告で「日払いOK」とは明記できず、十分な効果を発揮できていませんでした。

「即給 byGMO」の導入後は、確実に日払い対応が可能な環境が整備され、広告でもしっかりと訴求できるようになりました。その結果、求人広告のクリック率は約26%向上しました。日払い制度を重視して応募を決めたという求職者も増加しており、採用面でも確実に効果が表れています。

- 利用者からの反応や評価はいかがですか?

五十嵐 様:従来サービスよりも利用料が低くなった点や、申請から振り込みまでがスムーズである点は、利用者からも高い評価を得ています。利用者数も増加しており、現在では全体の約6人に1人が活用する関心度の高いサービスとなっています。

吉田 様:「即給 byGMO」導入直後は、問い合わせが一時的に多くありましたが、運用が定着した現在では、パスワードの設定など簡単な内容が中心となっています。

実際に利用した従業員からは、「ログインがスムーズでストレスがない」といった声も多く、安心して使える仕組みとして定着しています。

松井 様:ツールそのものに対する不満は特に確認されておらず、現在では、社内ルールや設定関連の質問が大半を占めています。

たとえば、銀行口座番号の入力ミスなど、細かいオペレーションに関する問い合わせが多く、運用が標準化されたと感じています。

給与支払いの新スタンダードへ──UTグループが描く今後の展望

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- 今後、「即給 byGMO」の活用に関して、何か検討されていることはありますか?

五十嵐 様:現在は派遣社員を対象に、「即給 byGMO」のサービス提供を行っています。今後はバックオフィスの社員にも展開し、グループ全体で「毎日が給料日」という世界観を実現したいと考えています。

また、給与(賃金)のデジタル払いへの対応も視野に入れています。給与の受け取り方法をより柔軟にすることで、働く人にとって魅力的な制度に育てていきたいです。

- 「即給 byGMO」やGMOペイメントゲートウェイに今後期待することはありますか?

五十嵐 様:払い出し口座の選択制、電子マネーへの対応などを期待しています。導入時から柔軟なカスタマイズに対応していただいた点は非常に信頼しており、今後も利用者の声を反映したスピーディな改善を期待しています。

- 同業他社や、給与前払いサービスの導入を検討されている企業へメッセージをお願いします

五十嵐 様:前払いと聞くと、「お金にルーズな人が使うもの」「借金のようなもの」といった誤解をもたれることがあります。こうしたイメージから、導入をためらう企業もあるかもしれません。

しかし、給与受け取りの柔軟性は、従業員の多様なライフスタイルに対応し、働きやすさや満足度を高める有効な手段であると考えています。近年では、従業員数の多い大企業でも、福利厚生の一環として給与前払いサービスを導入するケースが増えており、採用力や定着率を高める手段としても注目されていると感じています。

実際にUTグループでも「即給 byGMO」を導入したことで、採用面で良い影響を感じています。自社の働き方や人材戦略に合わせて、給与前払いサービスを柔軟に取り入れていくことは、今後ますます重要になると考えています。

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UTグループ株式会社

UTグループは、1995年の創業時から一貫して、はたらく人の成長と人生の安心に軸足を置いて成長。製造業への人材派遣を主として、地域・業種・職種・勤務時間の垣根を越えて、様々な領域へのサービスを提供しています。「はたらく力で、イキイキをつくる。」をミッションとし、新しい社会インフラとなる「これからのはたらき方のプラットフォーム」の創造を通じて、はたらく人と企業がともに成長できる持続的可能な社会の実現を目指しています。

https://www.ut-g.co.jp/

給与前払いサービス「即給 byGMO」

給与前払いサービス「即給 byGMO」

(by あなたのとなりに、決済を 編集チーム)

※本コンテンツ内容の著作権は、GMOペイメントゲートウェイ株式会社に属します。

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