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入社1年目で新規開発案件のプロジェクトリーダーに任命。若手エンジニアの成長とキャリアビジョン

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2023年に新卒入社したH.S。入社1年目で、「特定事業者向け後払いサービス(以下、A社向け後払い)」の、新機能追加開発案件のプロジェクトリーダーに任命されました。スケジュール管理や要件定義などの役割を担い、リリースに至るまでの道のりを牽引したH.S。チームと共に挑んだプロジェクトの苦労とやりがい、今後の展望を語ります。

【略歴】

  • 2023年4月 GMOペイメントゲートウェイへ入社
  • 2023年10月 研修終了後、「GMO後払い」の機能追加・改修を担当
  • 2023年11月「特定事業者向け後払いサービス」の新規開発案件のプロジェクトのリーダーを担当

大学時代のアルバイトが原点──身近な課題解決から気づいたシステム開発の魅力

──現在システム本部 関連事業サービス統括部で「A社向け後払い」のシステムの開発に携わるH.Sさんですが、エンジニアの仕事に興味を持ったきっかけを教えてください。

大学は経営工学系の学部だったのですが、学習塾でのアルバイトをきっかけに、システム開発に興味を持ちました。当初はチューターとして働いていたのですが、塾内で使用するシステムが学生アルバイトによって開発されていることを知り、開発チームのメンバー募集があったので応募したんです。

そして、塾内の業務効率化のためのシステム開発に携わることになりました。具体例としては、講師向けに塾生が受けたテストの成績データを管理・活用できる機能や、塾内の掲示物をボタン操作一つで綺麗に作成できる機能を開発しました。社員さんやアルバイト仲間が困っていることを聞き、自分自身も体験していた苦労に共感をしながら、開発を進めていきました。普段使用しているシステムの裏側の仕組みを知ることがおもしろかったですし、自分が作ったものをみんなに使ってもらえることが嬉しく、やりがいを感じていました。

その後も、友達と旅行に行ったときの精算を簡単にできるアプリや、クレジットカードの明細を分析できるアプリなど、個人的に開発していました。先に欲しいと思うアプリの要件を決めて、それに必要な勉強をすることで、技術を身に着けていきました。

──アプリの開発を通して、利用者の困り事を解消するおもしろさに目覚めたんですね!就職活動ではどのような軸で企業選びをしていましたか?

「ITに携わる仕事」を軸に、エンジニアだけでなく、コンサルタントや銀行のIT系職種なども検討していましたね。

さまざまな話を聞き、最終的にエンジニアになることを選んだ決め手は、当社の先輩エンジニアの話を聞いたのがきっかけでした。決済システムならではの難易度の高さや複雑さ、自社プロダクトの開発ならではのスピード感に魅力を感じ、ここならエンジニアとして早く成長できそうだなと思えたので、入社を決意しました。

──実際に働くパートナー(社員)と会話することで入社への想いを強くしていったんですね。入社後は新入パートナー向けのさまざまな研修があったと思いますが、どのようなものでしたか?

最初の3カ月間は新卒で募集しているビジネス職(営業)・エンジニア職共通の研修がありました。その後、現場配属を経て最初の3カ月間はエンジニアとしての専門性を高める現場研修を受けました。現場研修では、新卒同期8人で1つのシステムをつくるというプロジェクトに取り組みました。

要件定義から開発、テスト、リリースまで、システム開発の一連の流れを擬似体験でき、その後の実務のイメージをしっかり持つことができました。とくにチームのタスク管理を可視化したり、チーム内でコミュニケーションをとりながら進めたりすることの重要性に気づくなど、現在の業務にも通じる学びがありましたね。

──実務に取り組む前に、かなり実践的な研修で準備を整えていたんですね。その後、最初に関わった業務について教えてください。

連結会社であるGMOペイメントサービスの「GMO後払い」を決済手段として導入いただいている加盟店様向けの、管理画面の改修の業務に取り組みました。時期でいうと、研修後の2023年10月頃から実務がスタートし、簡単な機能追加や改修作業を担当しました。具体的には現行システムの当社内向け画面および加盟店様向けの画面について、不具合修正と機能追加を担当しました。

この業務を通じて、初めて本格的に自分の作業にレビューを受けられたことが貴重な学びになりました。学生時代は独学が中心だったため、先輩パートナーから教わる視点が刺激的でしたね。また、短時間で適切なレビューをいただけるよう、レビューしてほしいポイントを明確に記載することや、資料作成のクオリティを保つことの大切さも知ることができました。

実務開始1か月後には早くもプロジェクトリーダーに。先輩たちのフォローで大役果たす

──その後、現在も担当する「A社向け後払い」の機能追加案件に携わることになったと聞きました。その経緯を教えてください。

「A社向け後払い」では、商品購入の翌月に一括で支払う機能を搭載していましたが、それに加えて「分割払い」もできるように機能を追加することになり、上司から「このプロジェクトを担当してもらいたい」という話を受けました。

さらに、「高い目標に是非チャレンジしてほしく、プロジェクトリーダーを任せたい。もちろん私や他の先輩たちも全面的にフォローする」という話には驚きました。まだまだ未熟な自分にそのような依頼が来るとは思ってもいなかったからです。

開発案件の規模やステークホルダーの多さからも不安やプレッシャーはありましたが、このような開発を全工程一貫して経験できるという、スピード感のある成長機会をもらえたと理解して、「とにかくやってみよう」という気持ちで参画しました。

──入社半年でプロジェクトリーダーですか⁉ 戸惑いもあったと思いますが、どのようにプロジェクトを進めていったのでしょうか?

まずお客様も含めたキックオフのミーティングがあり、要件定義から入りました。

要件を固める際は、法律の観点での知見をお話ししたり、実際にそれをシステムに落とし込む際のフローをまず説明しました。複数の決済サービスをまとめてEC事業者様に導入する「総合オンライン決済システム」に加え、消費者向けの決済サービスである「GMO後払い」を長年提供してきた当社の方が知見が深かったためです。

説明資料は社内で先輩方からレビューを受け、全面的なバックアップをいただいた上でお客様への説明を行いました。当初は説明の仕方が未熟で伝わりにくい部分もありましたが、先輩方のサポートを受けながら、自身でも資料を読み込むなどして改善し、徐々に対応能力を上げていきました。

──若手に大役を任せつつ、先輩たちがしっかりフォローしてくれるのは心強いですね。とくに難しかった点と、それをどう乗り越えたかを教えてください。

上流工程の後は、共同でプロジェクトを推進している開発パートナーと開発を進めていきました。ここではより詳細なソースコードの話が必要で、私の知識不足を痛感しました。これに対しては、時間をかけて既存システムの資料やソースコードを読み込んでキャッチアップし、さらに先輩方に質問して教えていただくことで乗り越えました。プロジェクトを通じて、常に学びながら進めていくというスタンスだったと思います。

また、さまざまな制約基準を満たすことにも苦労しました。分割払いもできるように機能を追加するためには、新たに複数の法律やセキュリティ基準をクリアする必要があります。制約の内容自体を理解し、そのうえでシステムの実装に落とし込む過程が難しかったです。

チームを率いたプロジェクトへの挑戦──好奇心と行動力で切り開いた成長の1年

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──初めてプロジェクトリーダーを務めた案件で、ご自身の強みを発揮できたポイントややりがいを感じた瞬間はありましたか?

やはり「とにかくやってみる」という精神ですね。経験は不足していましたが、自分がやると心を決めることで、積極的に行動しながら、プロジェクトを前に進めることができました。また、私の強みである好奇心をもとに疑問点は徹底的に質問し、理解しようとする姿勢も活かされたと思います。

一方で、当初は人に気を遣いすぎて質問できないこともありました。そんな時、先輩から「H.Sくんの立ち位置は、人に気を遣うことじゃなく、案件を進めることだよ」とアドバイスをいただき、そこから自分を変えていくことができました。

約1年後、無事にプロダクトリリースに至ったのですが、自身の仕事が形になったときは、大きなやりがいを感じましたね。

さらに、新人賞までいただくことができました。これは偏に社内外含めた先輩方が全面的にバックアップしてくださったからこその結果ではありますが、「何もわからない中でよく食らいついてきた」と自分を褒めても良いのかなと思います。

リリース後の対応や、運用に向けたフェーズがまだ残っていますが、引き続き真摯に取り組みたいと思っています。

──いろんな苦労をしながらも開発フェーズをやり切ったことで、大きな自信につながったようですね。H.Sさんがお仕事をする上で大切にしていることはありますか?

エンジニアとしては、常に強い好奇心を持って取り組むことを大切にしています。単に仕事をこなすだけではなく、その背景や裏側の仕組みの理解に努めています。

また、コミュニケーション面では、何かを依頼をする際は期限を明確にすることを意識しています。プロジェクトを管理する立場としては、自分はかなり若手だと思っていますので、謙虚な姿勢で接することも心がけるようにしています。

技術力を磨くことと案件管理を両立──若手エンジニアが描く理想のキャリア像

──2年目にして存在感を発揮しているH.Sさんですが、入社して良かったと感じることは何ですか?

先輩方に恵まれたことですね。仕事の進め方もマインドも多くのことを学ぶことができています。業務上のサポート体制も厚く、開発案件が始まって約2カ月間はグループ会社の開発案件を担う2つの部署をマネジメントする統括部長が直接指導してくださり、実装方針や細かい部分までのサポートを受けることができました。

そして入社1年目という早い段階で1つの案件を任せていただき、一連の開発フローを最初から最後まで携わることができた経験も非常に貴重でした。この規模の仕事を若手のうちから任せてもらえる環境は、当社ならではだと感じています。

──若手が成長できる条件が揃っているんですね。こうした環境で活躍できる人、この会社に向いているのは、どんな人だと思いますか?

主体的に動ける人が向いていると思います。自分で決めて進められる裁量が大きいため、受け身ではなく能動的な姿勢が重要です。

また、知的好奇心が高い人も活躍できると考えています。入社前に聞いていた通り決済システムは難易度が高く、裏側の複雑な仕組みを見るたびにワクワクします。そうした点に魅力を感じる人には最適な環境だと思います。

──「主体的」「好奇心」がキーワードになりそうですね。H.Sさんの今後のキャリアイメージを教えてください。

自分でものづくりができる技術力があり、かつマネジメント能力の両方をバランスよく持ち合わせたエンジニアを目指しています。社内の先輩方にはそういった方々が多く、私のロールモデルとなっています。

具体的な業務では、まずはリリースしたばかりのシステムのクオリティを高めていくのが1つの目標です。入社して以降、案件管理の業務を中心に進めてきたので、これからはエンジニアとしてより細かな技術知識やコーディングスキルも磨いていきたいです。

※ 記載内容は2024年11月時点のものです

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(by あなたのとなりに、決済を 編集チーム)

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