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サブスクに導入すべき支払い方法4選|料金徴収時の注意点も徹底解説

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毎月一定額をお客さまから頂きサービスやコンテンツなどを提供するサブスク(サブスクリプション)。

売上を安定的に確保することができるメリットがありますが、確実にお客さまから代金の支払いをしてもらうためには決済サービス(決済手段)の導入が欠かせません。

しかし「どの決済サービスがサブスクに適しているのか分からない」と感じている人も多いのではないでしょうか?

サブスクに適した支払い方法や、決済サービスの選び方について紹介していきます。

また、サブスクサービスにおけるお客さまへの請求をする際の注意点についても解説していきますので、これからサブスクサービスを開始しようとしている事業者の方はぜひご覧ください。

1.サブスクサービスのメリット

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サブスクサービスは企業にとっては非常にメリットのある販売手法であり、主なメリットとしては次のようなものがあります。

  1. 毎月の売上を確保しやすくなる
  2. お客様との継続的な関係を構築できる

ここでは、サブスクのメリットである、売上が安定することついて詳細に解説していきます。

1-1.毎月の売上を確保しやすくなる

サブスクサービスとは、定額料金で消費者へ提供するコンテンツやサービスのことです。

ネットショップの経営者の方の中には「季節によって売上に変動があり、売上が安定しない」という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

売り切りのビジネスモデルとは違い、サブスクサービスを提供していれば、会社の月商は「定額料金×契約者数」でおよそ計算でき、毎月の売上が確保しやすくなります。
サブスクサービスであるからこそ売り切りの商材販売よりも、売上を安定的に確保できるでしょう。

1-2.お客さまとの継続的な関係を構築できる

サブスクはお客さまと一度きりのお付き合いではなく、持続的な関係を築くことが可能です。
一度契約をしてもらえれば、お客さまの求めるサービスをさらに追及し、より満足してもらえるサービスを提供し続けることで、継続的な関係を構築することができます。

その関係が崩れない限りは、継続的に売上を確保できるというのもサブスクサービスを提供する大きなメリットだと言えるでしょう。

2.サブスクサービスに導入すべき4つの支払方法

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サブスクサービスを始めるのであれば支払方法についてもしっかりと考える必要があります。

安定的に売上を確保するためには、そもそもその料金をお客さまが継続的に支払うことのできる決済サービスが用意されていなければなりません。

具体的にはクレジットカード決済、キャリア決済、後払い決済、ID決済の4つの支払方法を抑えておくと万全です。

それでは、これらの支払い方法がなぜサブスクサービスの支払いで必要になるのか、詳しく見ていきましょう。

2-1.クレジットカード決済

サブスクサービスの提供を開始するのであれば、クレジットカード決済は必ず導入しておきましょう。

クレジットカードは次の4つの理由から必ず必要になる決済方法です。

  • ECサイトで最も利用が多い決済手段
  • (契約初月無料など)無料期間の設定ができる
  • お客さまがクレジットカードの利用によってポイントを貯められる
  • 一度クレジットカード情報を登録しておけばお客さまが毎月自ら支払い処理をする必要がない

このような理由から、サブスクサービスの支払い方法としてクレジットカードはまずは導入しておきたい決済サービスです。

2-2.キャリア決済

キャリア決済とは、携帯キャリアに「〇〇万円まで利用可能」という枠を設定し、その枠の範囲でECサイトなどでの支払い・決済を行い、携帯電話料金と一緒に精算が行われるというものです。

  • 携帯から暗証番号4桁を入力するだけで支払うことができる
  • キャリアのポイントが貯まる
  • 携帯電話の支払い方法を利用できるのでお客さまの手間が少ない
  • 一度登録すると、毎月自ら支払い処理をする必要がない

毎月少額のサブスクサービスであれば「携帯電話の料金と一緒に支払いたい」というユーザーは存在します。
また、キャリア決済はクレジットカードを保有していない人でも利用できる支払方法であり、若年層も比較的利用がしやすいです。

特に、販売するサービスが若年層向けであれば、導入しておいた方が良いでしょう。

2-3.後払い決済

提供したサービスの代金を後からコンビニや銀行、郵便局で支払う方法です。
近年注目が集まっている決済サービスです。

全世代が利用でき、クレジットカードなどを持っていない人や使いたくない人、クレジットカード情報を入力するのが面倒な人でも利用できるので、導入を検討したい決済サービスの1つだと言えるでしょう。

注意点としては、サブスクサービスの場合、お客さまが毎月コンビニで支払う必要があるためお客さまの支払い忘れなどのリスクがあります。商品特性やお客さま属性などにより検討してからの導入をおすすめします。

2-4.ID決済

ID決済とは、各サービス認証画面からID・パスワードを入力することで支払いをする方法です。

具体的にはAmazon Pay、PayPay、メルペイ、Google Payなどがあります。

登録IDだけで支払うことができるので利便性が高い方法であり、各オンラインサービスを利用する頻度の高いお客さまの獲得が期待できます。

ただし、他の支払方法と比較して利用者が分散することがあるため導入にかかる手間と比較し、また提供するサービスとの相性も踏まえて検討するのが良いでしょう。

3.サブスクサービスに導入する決済サービスの選び方

サブスクサービスに導入する決済サービスは次の3つのポイントから選ぶのが重要です。

  • お客さまの年齢層
  • 決済サービスの契約方式
  • 決済サービスの手数料と導入コスト

数ある決済サービスの中からサブスクリプションに適した決済サービスを選ぶための3つのポイントについて詳しく解説していきます。

3-1.お客さまの年齢層

お客さまの年齢層に合わせて導入すべき決済サービスを考えることは非常に重要です。

例えば、未成年者向けのサブスクサービスなのに、未成年者では契約が難しいクレジットカード決済にしか対応していなければ期待する売上の確保は難しくなります。

ターゲットとしているお客さまが最も利用しやすい決済サービスをなによりも優先して導入しなければなりません。

年齢に応じて最適な決済サービスの例としては次のようになります。

  • 学生層:キャリア決済、後払い決済、ID決済
  • 会社員層:クレジットカード決済、後払い決済

このようにお客さまの年齢層に合わせて導入すべき決済サービスを選択すべきだと言えるでしょう。

3-2.決済サービスの契約方式

決済サービスの契約方式によって「どの決済サービスと契約するか」ということも検討しましょう。

決済サービスの契約方式には次の2つの種類があります。

  • 直接契約方式:決済サービスを提供している企業と直接契約する方法
  • 包括契約方式:決済代行会社を通して複数の決済サービスと契約する方法

サブスクサービスにおいては包括契約方式で決済代行会社を通じて契約するのがおすすめです。

直接契約で1社1社と契約手続きを行うことは、非常に手間がかかります。例えば、クレジットカードといっても、複数のブランドが存在し、それぞれ個別に契約する必要があります。
また、決済処理金額の小さい1社で各決済サービス事業者と契約する場合、手数料についてもメリットを得づらい状況になります。そのため、決済代行会社を利用する包括契約方式の方が簡単かつコストメリットがあります。
決済代行会社によっては、対応している決済サービスの数に違いがあります。そのため、決済サービスによっては直接契約しかできないものも出てきます。このような場合には直接契約を検討する必要が出てきます。
包括契約方式を利用する場合、希望の決済サービスが利用できたり、他の決済サービスも網羅的に利用できる決済代行会社を選ぶようにするのがおすすめです。

3-3.決済サービスの手数料や導入コスト

決済サービスの導入にかかる導入コストやシステム利用料、また決済処理に対する手数料なども非常に重要です。

導入する決済サービスによっては手数料が10%程度必要になる場合もありますし、1%?3%に設定されるものもあります。

当然ですが、決済手数料が安いということは利益確保のためには非常に重要です。

決済サービスによって決済手数料は大きく異なるので、導入前にはしっかりと手数料を比較しましょう。導入時に数十万円以上の導入コストがかかるものと、無料のものがあります。

導入コストや決済手数料、それに加えて各社のサービスを比較しコスパが良い方法を選択しましょう。

決済代行会社によって「導入コストは安いが決済手数料が高い」「導入コストは高いが決済手数料は安い」など、料金設定はさまざまです。

なお、サブスクサービスでクレジットカード決済をを選ぶ場合、料金だけに注目するのには注意が必要です。サブスクの決済サービスにおいて重要なのが「洗替(洗い替え)」(クレジットカードの期限到来時にお客さまの手間なく自動更新する機能)ができるかどうかです。このようにサービス面も非常に重要です。

複数社から相見積もりをとり、自社に適した決済サービスや契約方法をしっかりと比較した上で契約する業者を選定しましょう。

4.サブスクサービスの決済サービスを決める際の注意点

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サブスクサービスでクレジットカード決済を利用する際には、「クレジットカードが有効期限切れになった場合」に注意しなければなりません。

クレジットカードが有効期限切れとなった時の対応はどうするか

有効期限切れになったクレジットカードでは決済できず、お客さまからのお支払いは滞ります。

有効期限切れになった場合にはユーザーにクレジットカード情報を再度入力してもらうよう通知を出すか、クレジットカード情報更新機能を備えている決済サービスや決済代行会社と契約する必要があります。

クレジットカードの有効期限切れへの対応として先述の「洗替」という機能、サービスがあります。

洗替とは、月に1回決済代行会社がカード会社に問い合わせを行い、「クレジットカードがそもそも存在するか」「クレジットカードが使える状態か」の確認をし、可能であれば登録済みのクレジットカード有効期限を更新する作業です。

洗替をすることによって突然の有効期限切れによる決済不能にも備えることができます。

なお、洗替には、有効期限切れを確認しお客さまへの通知をして情報更新を促すサービスと、お客さまの手を煩わせずに自動で更新するサービスの2種類が存在します。

サブスクサービスにおいては、継続的にご利用いただくためにLTV(ライフ・タイム・バリュー)を向上する必要があります。そのためにお客さま自身の面倒をできるだけ減らすことが重要です。洗替サービスに自動更新の機能がついているのかも必ず確認しておきましょう。

5.口座振替の導入も検討しよう

サブスクサービスの決済サービスとしてこれまで解説してきた支払い手段とは別に口座振替も用意すると良いでしょう。

口座振替も検討すべき理由について詳しく解説します。

クレジットカードを持っていない/使用しない人でも利用できる

口座振替を導入することによってクレジットカードを持っていない人や、使用しない人もサブスクサービスを利用することができます。

「クレジットカードは借金と同じだから使いたくない」「使いすぎるのが心配」という感覚で、現金以外での決済サービスを活用することに対して抵抗感を持っている人も存在します。

サブスクサービスの利用可能な決済サービスがクレジットカードしかなければ、クレジットカードを保有していない人や持っていても使用しない人はサブスクサービスを契約することができません。

一方で、国内においては銀行口座保有率が高いため口座振替に対応することで、クレジットカードを持っていない人や、使用しない人でも契約することがでるようになります。

6.サブスクサービスでの決済サービス導入は決済代行会社へ相談

サブスクサービスを提供するのであれば必ず決済サービスの導入が必要です。

サブスクサービスは安定した売上を継続的にもたらすなどの多くのメリットがありますが、サービスやお客さま層に適した決済サービスを導入していなければ、そもそもお客さまが契約してくれません。

そのためにも、お客さまに適した複数の決済サービスの導入が必要になってきます。
自社のサービスやターゲットとするお客さまに最も適した決済サービスの導入を検討しましょう。

なお、複数決済サービスの導入においては、クレジットカードで重要な洗替サービスの提供有無や、各決済サービスの手数料、導入コストについて、決済代行会社などに問い合わせをしてみるのが良いでしょう。

お客さまに適した決済を提供でき、最もコスパが良いサービスを選択できるよう、必ず複数社から相見積もりをとった上で導入しましょう。

決済業界のリーディングカンパニーであるGMOペイメントゲートウェイが提供するPGマルチペイメントサービスは、サブスクサービスを提供する事業者様を支援すべく、多数の決済サービスに対応し、自動更新可能な洗替機能も搭載しています。

サブスクサービスを始められる事業者様、また既に提供されているものの、決済サービスの機能に不便な点などがある事業者様はお気軽にGMOペイメントゲートウェイにお問い合わせください。

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