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"17期連続"増収増益を支えるGMOペイメントゲートウェイのビジネスモデル

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GMOペイメントゲートウェイ(以下、GMO-PG)は、2000年に今の体制となり、2005年に東証マザーズ上場以来、17期連続で増収・増益・増配を達成している。20212月発表の「10年で高成長した企業ランキング」1では2番目であり、202211月公開の「連続『増収増益』期間ランキング」2では、3位である。

なぜこのような成長が続けられているのか。本記事では、GMO-PGのビジネスモデルについて紹介する。

※1 ダイヤモンドオンライン10年で高成長した企業ランキング【全70社】実はいた、日本のGAFA…の卵!」より
※2 ダイヤモンド・ザイ・オンライン「連続「増収増益」期間ランキング公開!【2022年版】1位は「ニトリHD」の36期!「増収&増益」を継続する期間が長い「長期安定成長株」の50銘柄を一挙公開!」

3つのビジネスモデル

GMO-PGのビジネスモデルは以下の3つからなる。

  1. ストック&トランザクション
  2. クロスインダストリー
  3. 還流モデル

このビジネスモデルはマクロ経済の景況を受けにくい特徴もあり、昨今のコロナ禍、11年前の東日本大震災、また消費税増税やリーマンショックなど経済危機においても、25%営業利益成長の継続を目標として成長を続けてきた。
それぞれご紹介する。

1.ストック&トランザクション

GMO-PGは、EC・オンライン事業者様に総合決済サービスを主として提供している。加盟店様(GMO-PGとご契約いただいている事業者様)とクレジットカード会社・スマホ決済事業者といった決済サービス提供会社の間に立ち、加盟店様と各決済サービス提供会社との「決済情報」「契約」「お金のやりとり」を繋ぐ役割を担う。

そして、加盟店様から総合決済サービスの利用料金として、

  • 初期導入費用:イニシャル
  • 毎月いくらといった月次固定費:ストック
  • 決済処理件数に応じた金額:フィー
  • 決済処理金額に応じた手数料:スプレッド

をいただいており、これがGMO-PGの収益となっている。

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▲4種類の収益 (2022年9月決算説明会資料より)

ストックは安定収益となる一方で、フィーとスプレッドは決済処理(=トランザクション)に応じて変化するため、成長を取り込んだ収益となる。
この安定性と成長性を兼ね備えた収益構造が、GMO-PGのビジネスモデルの一つ目の特徴「ストック&トランザクション」である。

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▲4種類の収益の推移(2022年9月期決算説明会資料より)

この収益構造により、継続した二次曲線の成長を実現している。

2.クロスインダストリー

加盟店様であるEC・オンライン事業者様は2022年9月時点で連結10万店舗以上となる。数が多いだけでなく、業種・業態を問わずあらゆるインダストリーの事業者様が加盟店様となっていることが、二つ目の特徴「クロスインダストリー」である。

事業者様がビジネス・商いをするうえで「決済」は必ず発生する。そのため、GMO-PGは業界を絞らず、幅広く総合決済サービスを提供している。

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▲クロスインダストリー(2022年9月期決算説明会資料より)

クロスインダストリーのビジネスモデルは、単独の業界の影響を大きく受けにくいため、GMO-PGが安定した成長を継続している要因の一つとなっている。

また、同じ「決済」と言っても業界によって特色がある。例えば、サブスクリプションが合致する業界もあれば、税金・公共料金のような民間のECサイトとは異なる形の決済タイプの場合もある。GMO-PGでは、各業界を代表する事業者様と、後述する付加価値サービスも含め、インダストリー毎のプラットフォームを形成し、その業界に横展開していくことを戦略としている。

3.還流モデル

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▲2022年9月期決算説明会資料より

GMO-PGでは、総合決済サービスを利用する加盟店様の成長に資する、付加価値サービスを提供している。WEB広告といったマーケティング支援サービス、(決済活性化事業)や、成長支援となる融資や送金サービス(金融関連事業)などである。
これらの決済プラスαの付加価値サービスは、GMO-PGの売上を上げるために加盟店様にアドオン(追加)で提供するという考え方ではなく、「総合決済サービスをご利用いただいている加盟店様に成長していただきたい」という考えのもとご提供している。
お客様が成長するということは、つまりお客様において"売上が上がる=決済処理が増える"ことであり、結果として決済処理をお手伝いさせていただくGMO-PGの収益も増えるのである。この循環は「還流モデル」として確立している。これが3つ目の特徴である。

例えば、「GMO-PG トランザクションレンディング」のような融資サービスは、一般の融資サービスとは異なり、融資の手数料や利息で利益を得ることが一番の目的ではない。つまり、融資により加盟店様のECサイトの売上が上がり、決済処理が増えることを目的として、レンディングサービスをご提供している。

グループであることの強み

GMO-PGは、グループで決済代行事業・金融関連事業・決済活性化事業を行い、還流モデルを構築している。そして、各社の各サービスをクロスインダストリーで加盟店様に提供し、頂戴する収益でストック&トランザクションを実現している。

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▲2022年9月期決算説明会資料より

グループとして、各社の強みを合わせることで、3つのビジネスモデルを確固たるものにしているのである。

まとめ

以上3つのビジネスモデルをベースにして、GMO-PGは成長を持続している。今後も営業利益の25%成長継続を目標として、2025年に250億円、2030年に1,000億円を目指し、事業を展開していく。


GMO-PGでは、供に25%成長を目指す仲間を募集しています。職種問わずご興味ありましたら、お気軽にお問合せください。

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※本コンテンツ内容の著作権は、GMOペイメントゲートウェイ株式会社に属します。

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