
「GMO掛け払い」は、GMOペイメントゲートウェイの連結会社であるGMOペイメントサービス(以下、「GMO-PS」)が提供する、企業間取引における与信、請求書発行、回収などの業務を代行するBtoB向けサービスです。リアルタイム与信を特徴とし、掛け払いに伴う与信業務や未回収リスクの軽減を支援します。
今回は、プロジェクトリーダーの河合孝弥に、サービスの特徴や開発の背景、リリース後の反響について聞きました。
※役職・所属・事業内容・数値などは、記事公開時点の情報です。
【この記事でわかること】(クリックで開く)
- 掛け払いが企業間取引で利用される理由と、請求側に生じる未回収リスク・与信コスト
- GMO掛け払いのリアルタイム与信や請求書発行・回収代行の仕組み
- BtoB向けECや対面営業など、GMO掛け払いの利用シーン
- GMO掛け払いが開発された背景と、担当者が語る今後の展望
河合 孝弥(かわい たかや)
クレジットカード業界などを経て、2018年GMO-PSに入社。2020年より事業開発グループ課長に就任し、プロジェクトリーダーとして「GMO掛け払い」のリリースに尽力。現在はそのサービス改善にあたっている。
掛け払いとは?企業間取引で利用される理由と課題
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Q. 企業同士の取引では、掛け払いが一般的です。多くの企業が掛け払いを採用している理由は何でしょうか?
そもそも掛け払いとは、いわゆる請求書払いのことで、一定期間に発生した金額をまとめ、定めた期日までに支払う後払いのことです。
日本企業が日常的な商習慣として取り入れている理由の1つは、購入のたびに代金をやり取りする手間を双方が省けることです。
また、支払う側からすると、今すぐには支払えない状況でも商品を手にすることが可能です。例えば月末締め翌月末払いなら、支払いに最低1カ月の猶予が生まれます。
その一方で請求側からすれば、商品を納めたのに代金が支払われない未回収リスクや、支払いが信頼できる企業かどうかを見定める与信コストが発生してしまいます。
GMO掛け払いの特徴はリアルタイム与信
Q. その未回収リスクや与信コストを削減するのが、掛け払いの代行サービスなのですね。
「GMO掛け払い」はそうした代行サービスの1つです。与信から、請求書発行、回収までを一貫して行っています。仮に未回収となっても当社が立替払いをします※。
つまり、与信や請求にかかる業務と未回収リスクをアウトソーシングいただけます。
※GMO-PSによる与信審査を通過し、正常に完了した取引が対象。
Q. 「GMO掛け払い」にはどのような特徴がありますか?
「GMO掛け払い」の特徴の1つが、リアルタイム与信です。BtoC向けの「GMO後払い」で長年培った技術を発展させたシステムエンジンが与信を行うことで、数秒で結果を返すことが可能になっています。体感でいうと2〜3秒ほどでしょうか。
買い手企業様の購入意欲を下げずに取引ができるだけでなく、与信判定まで商品を取り置きするといった在庫管理コストも削減できます。
また、後発サービスとして、幅広い利用シーンに対応できるよう機能を整えています。
GMO掛け払い ご利用料金
| 初期費用(税別) | 0円 |
|---|---|
| 月額固定費(税別) | ~14,000円 |
| 手数料(非課税) | ~3.4% |
| 請求書出し分け | 購入企業様毎に変更可能 |
| 利用上限枠 | 取引企業様毎に設定 |
※月額固定費、手数料率は商材及び販売方法等によって異なります。
※上記料金以外に、請求書発行費用(税別)がかかります。請求書送付方法により異なりますので、詳しくはお問い合わせください。
Q. 特にどんな企業におすすめですか?
ご利用を想定する企業は特定の業種に限定していません。対面営業の商材では与信判定から請求フローに利用でき、リアルタイム与信を活かしてBtoB向けECへ組み込むことも可能です。
Q. 導入コストはどのくらいでしょうか?
初期費用は無料で、申し込み後の審査などを経て、サービス開始までの所要期間は1カ月程度です。ECへの組み込みなど、開発を伴う場合はこの限りではありません。
GMO掛け払いが開発された背景
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Q. これまでBtoC向けの後払い決済サービスを提供していたGMO-PSが今回、BtoB向けサービス提供に進出した背景は?
実は「GMO後払い」を始めた当初から、いずれはBtoB向けの後払い決済サービスも提供することを考えていましたが、構想の域を出ていませんでした。
近年になって各企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)への意識が高まり、「GMO後払い」をご提供させていただいていた企業様からも「BtoB向けサービスはないのか?」という声を多くいただくようになりました。
そこで2019年に事業開発グループを立ち上げて本格的に企画が始動。2020年11月のリリースとなりました。
Q. なぜDXへの意識が高まったのでしょうか?
企業間取引は、電話やFAXなどではなく、ECなどオンラインで行われることが増えてきました。また、働き方改革として与信・請求フローの省人化が進んだことも挙げられます。
その大きな流れのなかで「GMO掛け払い」の導入を検討されるお客様は、経理や総務など実作業者様だけでなく、経営層や業務改革プロジェクトチームであることも珍しくありません。
Q. 企画開発にあたっての苦労や工夫は?
基本的には「GMO後払い」とノウハウは共通しています。ただし、与信対象が個人ではなく法人になった点が、当社としては大きなチャレンジになりました。
例えば私の場合は、前職のクレジットカード会社で審査業務を担当していました。同様にさまざまなバックボーンを持つ当社パートナー(社員)には、金融関連の企業で経験を積んでいる者も多く、そのノウハウを集めることで対応できたと考えています。
工夫としては、競合の公開情報も参考にしながら機能を充実させ、加盟店様にお使いいただく管理画面のUI/UXをモダンでシンプルにしたことが挙げられます。
幅広い業種・取引形態での利用
Q. リリース後の反響はいかがですか?
嬉しいことに想定以上にお声がけをいただいていて、時代のニーズに応じることができた実感があります。
狙い通り、お問い合わせをいただく企業様は多岐にわたり、上場企業から中小企業まで企業規模はさまざま。業種業態も多岐にわたっています。
Q. 具体的にはどんなお客様がいらっしゃいますか?
ご利用いただいている、または利用開始を予定している企業としては、法人向けカーシェアサービス、生花卸、外食事業者向け資材卸、工業用機械メーカー、スポーツ用品メーカー、厨房機器メンテナンス業、広告関連事業などがあります。
ECに組み込む企業様もいれば、対面営業の与信・請求フローに使用される企業様も。機能を充実させたことで、さまざまな企業様の多様な利用シーンに寄り添うことができました。
サービス開発担当者が考える今後の展望
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Q. 「GMO掛け払い」の今後について教えてください。
今後も機能をさらに充実させていく予定です。
直近では、例えば締め日・支払い期限の柔軟性向上や、同額での継続取引のための定期請求といったシステムリリースを予定しています。こうした機能拡充を通じ、これまで以上に幅広い企業様にご利用いただきたいと考えています。
Q. 最後にGMO-PSや事業開発グループの今後の展望を聞かせてください。
これまで事業開発グループは「GMO掛け払い」の開発に全ての時間をかけて集中してきており、2020年、ついに「GMO掛け払い」のリリースにたどり着けました。
今後もこの「GMO掛け払い」をさらにブラッシュアップしていくとともに、全く新しい別のサービスも企画していきます。詳しくはまだ明かせませんが、「乞うご期待!!」という言葉で締めさせてください。
GMO掛け払いに関するよくある質問
よくある質問(FAQを開く)
Q. 掛け払いとは何ですか?
A. 掛け払いとは、一定期間に発生した取引代金をまとめ、定められた期日までに支払う後払い方式です。企業間取引では請求書払いとして利用されています。
Q. GMO掛け払いとはどのようなサービスですか?
A. 企業間取引における与信、請求書発行、回収などを一貫して行う掛け払いサービスです。GMO-PSの与信審査を通過し、正常に完了した取引では、未回収時の立替払いにも対応します。
Q. GMO掛け払いのリアルタイム与信とは何ですか?
A. 取引時に与信判定を行い、短時間で結果を返す仕組みです。購入時の待ち時間や、与信判定まで商品を取り置く在庫管理負担の軽減につながると説明しています。
Q. GMO掛け払いはどのような取引で利用できますか?
A. BtoB向けECへの組み込みだけでなく、対面営業における与信判定や請求フローでも利用できます。特定の業種に限定せず、幅広い利用を想定しています。
(by あなたのとなりに、決済を編集チーム)
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