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2020-09-30

エンジニアとしてFinTechに携わる社会意義・醍醐味とは?
――決済業界のエキスパートに聞く

金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語「FinTech」は、その言葉どおり、最新技術を活用した新しい金融サービスである。そのためFinTechと一口に言っても、決済サービスはもちろん、資産運用、融資・ローン、さらにはクラウドファンディング、仮想通貨までと非常に幅が広い。そんな数あるFinTech企業の中で、決済サービスを主力としているのがGMOペイメントゲートウェイで、クレジットカード決済やコンビニ決済など、さまざまな決済方法を選択できる通販・ECサイト向けの総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」を展開している。同サービス立ち上げから携わったGMOペイメントゲートウェイ システム本部 R&D担当の駒井直氏に、FinTech業界でエンジニアとして働く面白さ、やりがいなどについて話を聞いた。

この記事は2020年9月28日にCodeZineに掲載されたものです。

目次

  • GMOペイメントゲートウェイの創立は1995年。カタログ通販のクレジットカード決済処理サービスの提供からスタートした事業は、ネットショッピングの拡大と共にオンライン決済サービスの提供を開始。現在はネットショップをはじめとするオンライン事業者、公共料金や税金の支払いなどを含め10万店舗以上の加盟店に向け、クレジットカード決済やコンビニ、キャリア決済などさまざまな決済サービスを提供している。

    現在、システム本部R&D担当として、ビジネス部門と共に新規ビジネス立ち上げのシステム面での支援や実装、さらにはサービス横断の技術支援などを担当している駒井氏は、GMOペイメントゲートウェイに入社して約10年、長くFinTech業界を見てきたエキスパートだ。

    「PGマルチペイメントサービスの立ち上げ期は、設計やコーディングなどはもちろん、サービスのアラーム対応、プリセールスの同行、サポートのエスカレーション、業務や法務の調整など、職務はエンジニアでしたがサービスに関わることならなんでもやっていました」と駒井氏は当時を振り返る。

    当時は現在と比べて陣営も小さく、エンジニアである駒井氏も自身の専門領域を超えて多様な業務を遂行する必要があったが、現在はシステムの組織も専門性ごとこに細かい単位で構成され、質量ともに向上したことでグループの年間決済処理金額は5兆円を超えるまでに成長している。

10年間、FinTech業界の成長を見てきた駒井氏は、転換点となる大きなトピックスがあったわけではなく、常に変わり続けてきた結果が今だと言う。

常に変化し続けてきたFinTech業界の近年の変化の1つが、「従来、金融決済サービスはクローズドなプロ向けで、一般の人たちには敷居が高くてなかなか入れない分野でした。しかしStripeのように海外から新たなサービスが国内市場に参入したことで、決済サービスを使ってみたい人は以前よりも簡単にWebからサインアップしてすぐコーディングが始められる世界になりました。急速にプロと一般の壁がなくなってきています。これまでのようにプロ向けのサービスであれば、機能面の充実さが優先され、UIの優先度はその次に置かれていましたが、今はそういうことがまったく通用しなくなりました。これは大きな変化だと思います」と語る。

常に変化し続けている業界に身を置くことは、エンジニアとしての醍醐味であることは間違いないが、そのほかにも、エンジニアとしてFinTech業界に携わる魅力は「たくさんあります。その1つが責任の大きさです」と駒井氏は明かす。

GMOペイメントゲートウェイは決済サービスを提供している。万一、同社のサービスにトラブルが発生し、サービスが止まってしまうと、同サービスを使っている加盟店のビジネスを止め、エンドユーザーにまで影響がでることになる。

「その責任感の大きさを感じると共に、私たちのサービスが世の中を支えているんだという充実感、これが裏方としての面白みなんです」と駒井氏は続ける。

第二の魅力は多種多様な業種・業界の事業者と接することができること。同社の場合、年間決済処理金額は5兆円と、サービスを利用する加盟店も多く、「CtoCのマーケットプレイスを営んでいる加盟店様をはじめ、旅行業や保険業などさまざまなカルチャーの加盟店様と接することができます。これが決済サービスのプラットフォーム事業を展開している企業のやりがいでもあり、難しさです」と駒井氏は語る。

多種多様な加盟店と接することでどのような難しさがあるのか。近年、加盟店から増えているのが、「決済サービスをつなぐAPIをもっとモダンにしてほしい」といった要望だ。だがその一方で「APIを変えられたら困る」という声も当然届く。

「このような正反対の声が届いている中で、私たち開発者としても、今風にガラっと変えたいという思いもありますが、最大公約数を取って開発を進めていかねばなりません。そこが難しいところですね」(駒井氏)

さまざまな決済サービスプラットフォームが登場する中で、GMOペイメントゲートウェイの強みについて尋ねると、「たくさんの加盟店様とつながっていることです。銀行やクレジットカード会社とつながるだけではなく、そのような会社を巻き込んで新しいサービスや仕組みを作っていく。関係者を巻き込んで規模の大きなスキームを推進できることが当社の最大の強みだと思います」と駒井氏は言う。

例えば、横浜銀行が展開しているスマホ決済サービス「はまPay」はその一例だ。「はまPay」はGMOペイメントゲートウェイがスマホ決済サービスの提供で培った知見・ノウハウ・技術力などを活かし、横浜銀行と共同で開発したものだ。また最近、新しいサービスとして立ち上げたのが、「こんど払い byGMO」である。

「こんど払い」は「今買って、こんど払おう」をコンセプトとした、GMOペイメントゲートウェイが提供する物販以外のコンテンツやサービス向けの後払い決済サービスだ。事前準備なし、手持ち現金不要、クレジットカードがなくともほしいと思ったらすぐに買い物が完了できコンビニでスマホを見せるだけで決済できるメリットが購入者に提供されるもの。

  • さまざまな決済サービスを提供しているGMOペイメントゲートウェイでは、どんなエンジニアが活躍しているのか。

    「システムの基幹部分は内製しています。そのアプリケーションの開発、実装を行っているのはJavaのエンジニア。また当社はオンプレミスの自社データセンターを活用しているため、インフラエンジニアも活躍しています。そのほか、口座番号やクレジットカード情報などを扱うので、SIEMと呼ばれるログの相関分析によってセキュリティの脅威を検出できるセキュリティエンジニアも在籍しています。新規サービスはクラウドネイティブで作ることも始めているので、クラウドに詳しいエンジニアも活躍しています」(駒井氏)

    このようにさまざまなスキルを持つ人材が活躍している同社では、その出身もさまざまだ。SIerで開発に携わってきた人が比較的多いが、金融系で手順を踏んで開発してきた、あるいはECサイトなどWebサービス寄りの開発を行ってきたメンバーなど、背景は多岐にわたるそうだ。

    「当社の開発風土は、Webサービスと金融サービスの中間ぐらい。小規模なWeb系の開発に携わっていた人なら、大規模な世界を体験できますし、大規模なプロジェクトで工程管理をしっかりやってきた人は、銀行やカード会社の案件などの開発プロジェクトでその知見を生かすことができると思います」(駒井氏)

    中でも今、強化したいと考えているのがフロントエンドの技術者である。サーバーサイドならLinuxやJava(Springフレームワーク)といった技術スタックを挙げることができるのだが、フロントエンドはVue.jsやAngularJSなど、それぞれのサービスごとに個別最適で決めている。今後は、JavaScriptやTypeScriptの技術者にも注力し、当社のフロント系の技術スタックはこれだと言えるようにしていきたいという。

    しかし、求められるのは技術力だけではない。「どれだけ規模が大きくなっても、安定稼働を維持することが必要です。それを最優先事項としながらも、新しい技術領域に踏み込んでいくエンジニアとしてのバランス感覚が求められます」(駒井氏)

    そのために欠かせないのが、達成志向だという。同社のサービスはセキュリティやコンプライアンスの順守は大前提として必要であり、それが開発を行うにあたっては制約となる一面を持つ。そういう制約の中で新しいことを進めていくことになる。カジュアルなWebサービスを開発しているところと比べると、いばらの道を歩いているように感じることもあるそうだ。

    「どんなに厳しい道でも、自分たちのビジネスの目的を達成するためにやりきる。そういう志向がない人は当社での活躍は難しいかもしれません」(駒井氏)

  • 同社が決済サービス事業を拡大する最大の目的は、「決済という行為のストレスを世の中から減らしていくこと」と駒井氏は言う。

    「最近のデリバリー系のサービスでは、決済をすることを意識しません。これは会員登録の際に決済手段まで登録しているからです。このようなことは例えば、美容院などでもすでに実現されており、Webサイトで事前予約すれば後は行って帰ってくるだけになっています。このように、決済することで感じるフラストレーションやストレスをなくせるサービスを、加盟店様の考える仕組みの裏側で提供していきたい。それが当社の役割だと考えています」(駒井氏)

    FinTechに携わる面白さは、社会の動きと連動していることが実感できることだという。例えば、今回の新型コロナウイルス感染症の影響も、決済の流量からダイレクトに感じることができたそうだ。

    「ある特定の業種では流通量が下がったり、一方で個人商店のECサイトに注目が集まったりと、世の中のニュースと私たちのサービスは結びついています。それが実感できることが、私がFinTechに携わり続けている理由かもしれません」(駒井氏)

    GMOペイメントゲートウェイでは、さまざまなエンジニアの活躍の場がある。FinTech業界で活躍してみたい、決済にまつわるストレスを解消するサービスを作りたい方は、ぜひ同社サイトにアクセスしてみてはいかがだろう。

※本コンテンツ内記事・画像などの著作権は、GMOペイメントゲートウェイ株式会社に属します。

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