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決済基礎知識

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知らなきゃマズイ オンライン決済を成功に導く 8個の当たり前

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はじめに:オンライン決済は「導入して終わり」ではない

ECサイトを運営する際に悩みがちなのが決済代行会社の選択です。

決済手数料の安さや導入スピードは重要な比較検討の要素なので、それを基準に決済代行会社を選ぼうと考えている事業者も多いでしょう。

しかし、目先のコストや導入の容易さだけで決済代行会社を選ぶと、「売上機会の損失(カゴ落ち)」をはじめとする数々の落とし穴を見落とす可能性があります。

最悪の場合、事業継続を脅かすトラブルが発生し、貴社の信頼そのものを失う恐れもあるでしょう。

本記事では、決済代行会社を選定する際に見逃しがちなポイントをご紹介します。

この記事のポイント

・決済代行会社の比較時に見落とされがちな「盲点」と「3つの致命的な落とし穴」を解説

・決済代行会社を選ぶうえで押さえておきたいポイントを解説する

リスク1:気づかぬうちに顧客(売上)を取りこぼす「決済代行会社選定の盲点」

決済代行会社を選ぶとき、多くの事業者がまず注目するのは 「手数料の安さ」や「導入コスト」です。この2つの条件が整っていれば、他には目を向けずに選定を終えてしまうケースは少なくありません。。

しかし、決済代行会社を選ぶ際に「対応決済手段の豊富さ」を見逃してしまうと、気づかないうちに見込み顧客(売上)を取りこぼす恐れがあります。

顧客を取りこぼす問題の代表例として利用者がカートに商品を入れても決済に進まず離脱してしまう「カゴ落ち」が挙げられます。

カゴ落ちの要因は複数ありますが、「購入者が希望する決済手段がない」ことが大きな要因の一つとなっています。

GMOペイメントゲートウェイにて実施した調査によると、自分が望む決済手段がない場合、72.1%の顧客が購入を中止(カゴ落ち)する(※)という結果が出ています。

オンライン決済を導入する場合「クレジットカード決済があれば大丈夫」と思われがちです。

しかし、ECサイトを利用する層の中にはPayPayや楽天ペイといったQRコード決済やコンビニ決済、キャリア決済、後払い決済、電子マネー等を利用したい方も少なくありません。

特に、近年ではQRコード決済、後払い決済といったクレジットカード以外の決済手段の利用が急速に拡大しており、利用者一人ひとりの購買行動は多様化しています。クレジットカード決済のみに依存すると、決済手段の選択肢を重視する幅広い顧客層を取りこぼし、カゴ落ちの割合が高まる可能性があります。

※出典:GMOペイメントゲートウェイ「決済手段利用意向調査2025」

顧客は「欲しい商品があるか」だけでなく、自分の希望する支払い方法が使えるかどうか でも購入を判断しています。

したがって、決済代行会社の比較においては、「どれだけ多くの決済手段に対応しているか」に注目しましょう。これは、「売上を取りこぼさないための攻めの戦略」 です。

リスク2:事業継続を脅かす「3つの致命的な落とし穴」

カゴ落ち対策(攻め)と同様に事業継続に直結する重要な要が「守り」(セキュリティと安定運用)対策です。オンライン決済は利便性が高い反面、悪意のある第三者による不正利用やシステムエラーが発生するリスクが存在します。

そのため、決済代行会社がエラーや不正利用にどれだけ対応してくれるかが重要です。

もし、手数料の安さに惹かれてサポートやセキュリティが不十分な会社と契約してしまうと、以下の3つの落とし穴によって事業継続が危ぶまれる事態にもなりかねません。

落とし穴1:不正利用とチャージバック(売上と信頼の消失)

「チャージバック」とは、クレジットカード会員が覚えのない請求や商品の不備などを理由に、当該取引の売上代金の取り消しをカード会社に申し立てる手続きのことです。ECサイトにおけるチャージバックの大半は、第三者によるクレジットカードの不正利用によって発生します。

不正利用によりチャージバックが発生すると、EC事業者は売上金が回収できないだけでなく、既に発送した商品やサービス、さらにはカード会社に支払う事務手数料までも失ってしまいます。これは三重の損失となり、財務的な大きな負担となります。

さらに深刻なのは、チャージバックが一定の発生率を超えると、カード会社から「不正利用対策が不十分な事業である」と判断され、最悪の場合、カード決済の利用停止という事業継続を脅かすペナルティを課せられる恐れがあります。ことです。

このような致命的なリスクを軽減・回避するためには、3Dセキュア2.0(EMV 3-D Secure)や不正検知システムなど不正取引を多角的な対策によって防ぐことが重要です。決済代行会社を選ぶ際は、どのような不正対策が利用できるか必ず確認することが大切です。

落とし穴2:クレジットマスター(犯罪の踏み台にされる恐怖)

「クレジットマスター」とは、実在するクレジットカード番号の規則性を 推測し、不正を行う集団が、コンピュータで大量に番号を自動生成し、貴社のECサイトで試し打ちすることで、有効な番号を探し出す悪質な手口です。

セキュリティ対策が甘い決済代行会社を利用すると、貴社のサイトがクレジットマスターの踏み台にされる恐れがあります。

この攻撃は一度で終わるものではありません。安全な踏み台だと認識されると、短期間で大量の決済アタックが試みられ、システムへの負荷増大によるサーバーダウンや、信用度の低下を招くリスクがあります。

「手数料」が安価であっても、大量アタックの早期検知・遮断といったセキュリティ機能を備えていない決済代行会社では、事業者を根本から守ることは不可能です。クレジットマスターなどの「決済前の不正」に対し、どこまでシステム的に対応できるのかを必ず確認することが大切です。

落とし穴3:導入後の運用トラブル(見えないコストの増大)

オンライン決済は導入して終わりではありません。導入後に「入金が合わない」「決済エラーが頻発する」などのトラブルが起こる可能性があります。。

オンライン決済を初めて導入する事業者ほど、決済手数料の安さよりサポートの手厚さが重要です。決済代行会社が導入後に実施するサポートの手段と回数は業者ごとに異なります。

決済手数料は安くても、サポートはメールのみ、時間制限あり、回答は翌日以降といったケースでは、緊急時のトラブル対応に時間を要し、頼れません。いざというときに頼れません。

せっかくオンライン決済を導入したのに、エラー対応や入金照合といった本来不要な業務に社内リソースが割かれてしまえば、人件費や人的リソースが膨らみ、「コスト削減のために導入したのに、かえって負担が増大した」という本末転倒な事態になりかねません。

決済代行会社を比較する際、見逃されがちですが「サポート体制の質と速さ」は重要なチェックポイントです。

オンライン決済を成功に導く「8個の当たり前」

ここまで、決済代行業者を比較するポイントとして、「カゴ落ち対策」「チャージバック対策」「不正検知のシステム」「サポート体制」の重要性をご説明しました。

現在、オンライン決済代行会社の導入を検討している事業者様は、これらの対策がしっかりされているか、しっかりとチェックすることが重要です。

決済代行サービスは一度導入してしまうと、別の事業者への乗り換えに手間と費用がかかります。だからこそ、申し込みする前のチェックが重要です。

本記事では、決済代行会社選定における特に重要なポイントについて解説しましたが、「「知らきゃマズイ オンライン決済を成功に導く 8個の当たり前」の資料では、記事でご紹介しきれなかった内容も含めオンライン決済をスムーズかつ安全に利用できるヒントをまとめています。ぜひ決済代行会社の比較・検討にご活用ください。

まとめ:16万店舗の実績から導く「オンライン決済成功の当たり前」

決済代行会社の比較検討において「手数料」は最も比較しやすいためそればかりに目が行く方もいるでしょう。しかし、手数料は目先のコストです。本当に比較すべきなのは、「カゴ落ち(攻め)」を防ぐ対策と「3つの落とし穴(守り)」からシステムを守る仕組みです。

この2つのバランスが取れているサイトならば、初めて決済代行業者を利用する方も、見えないコストに人手や時間を取られることなく、利用者のニーズに応えることができるでしょう。

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決済代行サービスは一度導入してしまうと、別の事業者への乗り換えに手間と費用がかかります。だからこそ、申し込みする前のチェックが重要です。本資料では、オンライン決済をスムーズかつ安全に利用できるヒントをまとめています。ぜひ決済代行会社の比較・検討にご活用ください。

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決済代行サービスは一度導入してしまうと、別の事業者への乗り換えに手間と費用がかかります。だからこそ、申し込みする前のチェックが重要です。本資料では、オンライン決済をスムーズかつ安全に利用できるヒントをまとめています。ぜひ決済代行会社の比較・検討にご活用ください。

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