決済成功事例
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Forter導入で3Dセキュアのかご落ちを抑え、不正対策と購入体験を両立。アバハウスインターナショナルのForter導入事例
この記事のポイント
- 3Dセキュアによるかご落ちの課題に対し、Forterを導入して不正対策と購入体験の両立を目指した事例です。
- 3DS適用率が53pt低減(3DSを100%適用から47%に低減)試算では導入後2カ月間で数百万円の購入機会損失を抑制。
- 決済関連の問い合わせも月十数件から月数件への抑制に成功。
INDEX
メンズ・レディスウェアや服飾雑貨の企画・製造・卸・小売を手掛ける株式会社アバハウスインターナショナル。同社は公式通販「ABAHOUSE ONLINE STORE」でクレジットカード決済の安全性を高める一方、3Dセキュア認証によるかご落ちや、認証エラーに関する問い合わせへの対応に課題を感じていました。
そこで、PGマルチペイメントサービスの不正防止サービス「Forter」を導入。不正の疑いがある取引を決済前に判定しながら、必要な取引に3Dセキュア認証を絞る運用へ移行しました。
本記事では、導入の背景、実装のポイント、導入後の効果をご紹介します。
3Dセキュア導入後に見えた、約10%のかご落ち
クレジットカード決済には3Dセキュアを導入し、本人認証を強化していました。しかし、安全性を高める一方で、認証の途中で購入が完了しない取引がありました。GMOペイメントゲートウェイ(以下、GMO-PG)がデータを確認したところ、3Dセキュア認証によるかご落ちは約10%でした。
「3Dセキュアを導入し、不正対策はこれでよいだろうと考えていました。一方で、かご落ちが約10%あるとGMO-PGから教えていただき、非常にもったいないと感じました」(アバハウスインターナショナル 米山様)
認証エラーやカードが拒否されたことに関する問い合わせも毎月一定数発生していました。カスタマーサポートだけでは原因を解決できず、1件ずつ確認する工数がかかります。不審な注文についても、担当者が目視で確認する運用が残っており、購入機会の損失と運用負荷を同時に見直す必要がありました。
セキュリティとコンバージョン改善の両立を目指しForterを導入
アバハウスインターナショナルが重視したのは、不正利用対策を緩めることなく、正規のお客様(エンドユーザー)の購入体験を改善することでした。「セキュリティ強化は当然重要ですが、それを実現しながらコンバージョンも上げられるのであれば非常によいと考えました」と米山様は振り返ります。
この課題に対し、GMO-PGはPGマルチペイメントサービスの不正防止サービス「Forter」を提案しました。ForterはAIを用い、取引の不正リスクを判定するサービスです。必要な取引に絞って3Dセキュア認証を実施する運用が可能で、リスクの低い取引では追加認証によるエンドユーザーの負担を減らせます。
先行して進めていた決済手段の追加に向けたOpenAPIタイプへ切り替えと、Forter導入の親和性が高く、追加の工数を最低限に抑えられることがこの決定の後押しになりました。
Forter対応の対応工数は約1人月。OpenAPIの実装しやすさもポイント
実装を担当したシステムベンダー様によれば、Forter対応の工数は「要件確認、ドキュメントの確認、設計、実装、テスト、関係者とのやり取りを含め、おおむね1人月の範囲に収まった」と言います。
「OpenAPIをすでに実装していたため、Forter自体は導入しやすそうだと感じました。テストを含め、おおむね見積もりの範囲に収まりました」と、接続方式としてのOpenAPI自体についても評価いただきました。
※導入工数は、既存システム、接続方式、連携データ、テスト範囲などによって異なります
3Dセキュア適用率は100%から約47%へ
Forter導入前は、原則としてすべてのクレジットカード取引に3Dセキュアを適用していました。導入後はForterの判定に基づいて必要な取引を認証へ回す運用に変わっています(3Dセキュア運用における、パターン3からパターン2への切り替え)。
これにより、3Dセキュア適用率は全体で約47%まで下がりました。GMO-PGの試算では、従来どおり全取引に3Dセキュアを適用した場合と比較し、導入後2カ月間で数百万円の購入機会損失を抑制したと推計されました。
米山様も、「季節性やその他の要因もあり、売上が直接的に伸びたとは実感しづらいものの、数百万円の改善という説明を聞き、Forterが毀損されていた売上を回復してくれたのだと捉えています」と評価しています。
不正取引を決済前にブロック。問い合わせ数を低減。
Forterは不正の疑いがある取引を決済前に判定します。判定には、デバイスや接続の改ざん、高頻度購入、複数の決済手段や承認失敗の繰り返しなど、複数のシグナルが検知されたといいます。
お客様への影響と運用負荷にも変化が表れています。導入前は認証エラーやカード拒否に関する問い合わせが月十数件ありましたが、導入後は月数件へ減少したといいます。
「決済関連の問い合わせは明らかに減っており、効果が出ていると思います」と米山様は語ります。
まとめ
アバハウスインターナショナルの取り組みは、不正利用対策と購入体験を別々のテーマとせず、決済完了までのプロセス全体として改善した事例です。
Forterで取引のリスクを判定することで、3Dセキュア認証を必要な取引へ絞り、正規のお客様の離脱と問い合わせを減らしています。チャージバックを懸念して3DSを全件適用している事業者様にとって、運用を見直す際の選択肢の一つとなります。
自社ECにおける不正対策や3Dセキュア運用に課題がある事業者様は、ぜひお気軽にGMO-PGへご相談ください。

執筆者
PX+ byGMO編集部
PX+ byGMO編集部は、GMOペイメントゲートウェイによる、決済・Payment Experience(PX, 決済体験)領域に特化した専門メディアチームです。
決済・EC運営・キャッシュレス全般に関する最新動向や実務ノウハウ、成長企業の事例をもとに、ビジネス成長に役立つ実践的かつ信頼性の高い情報を編集・監修しています。
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