【2016年 マーケティング最前線セミナー】
~マーケティングオートメーションとアドテクノロジー・マーケティング~

~セミナーレポート~

セミナー概要

テーマ

【2016年 マーケティング最前線セミナー】
~マーケティングオートメーションとアドテクノロジー・マーケティング~

開催日時

2016年3月3日(木)14:00-16:00

会場

東京都渋谷区道玄坂1-14-6 ヒューマックス渋谷ビル 7F

講師

第一部 SATORI株式会社 代表取締役 植山 浩介氏

第二部 GMOペイメントゲートウェイ株式会社 集客支援部 高橋 靖弘

概要

「集客したユーザーをどうやってコンバージョンにつなげるか」という課題について、話題のマーケティングオートメーションによる手法を、事例をまじえつつ具体的に解説した。

さらに、WEB集客手法のうち一つとしてデファクト・スタンダードとなったアドテクノロジーの基本について、DSP、データフィード、広告代理店を経験したGMO-PG高橋が解説した。

【第一部】BtoBマーケティングオートメーション最前線

セミナー会場の様子1

第一部では、SATORI株式会社の代表取締役・植山 浩介様に登壇いただき、マーケティングオートメーションについて講演していただいた。

前半は、マーケティングテクノロジーの捉え方を解説していただいた。
「誰に」「何を」「どのように」という切り口で、マーケティングテクノロジーの役割が違うことをお話いただいた。
「誰に」に関しては、「存在するかもわからない」「存在はわかるが誰だかわからない」「誰だかわかるが買うかわからない」「買いそうだが何時かわからない」というカテゴライズをすると、どのカテゴリでどのようなマーケティングテクノロジーを利用すべき「誰」が見えてくる。
そのうえで、それぞれのカテゴリで知りたい内容を(何を)、適切な手段で(どのように)リーチすることが必要である。

次に、マーケティングオートメーションをご紹介いただいた。
まず、SATORI社ではマーケティングオートメーションを、「アンノウンマーケティング」と「マーケティングオートメーション」の2つの領域にわけて考えている。アンノウンマーケティングとは、SATORI社が提唱している独自のマーケティング活動のことで「個人情報を獲得する前の、『見込み客予備軍』に対して、アプローチを段階的に行い、個人情報を取得する活動」と定義づけている。 一方、マーケティングオートメーションは、「個人情報を獲得後の、『見込み客』に対して、アプローチを段階的に行い、購買意識を育てる活動」と定義付けており、個人情報獲得前後にわけて考えてそれぞれで適切なマーケティング活動を行うべきであると説明した。

最後に事例を紹介した。
資料請求が1.2~5倍に向上した施策や、休眠顧客を受注につなげた事例や、アポ・商談率を10倍に引き上げた事例などを紹介し、マーケティングオートメーションによって高い成果がでることを紹介した。

【第二部】アドテクノロジー・マーケティングの基本について

セミナー会場の様子2

第二部では、GMO-PG高橋から、アドテクノロジーの基本についてお話させていただいた。

前半ではロジックツリーを用いてアドテクノロジーの役割について解説した。
売上は、訪問数×CVR×注文単価によって構成されるが、アドテクノロジー自体は、あくまでも「訪問数」を高いパフォーマンスで増加させる手段である。ただし、多くのデータをストックするため、今後はそのデータをCVRの向上にも活かしていくべきである。

次にアドテクノロジーの成り立ちについて解説した。
かつて、メディアのは自社の広告枠のうち、ファーストビュー以外の枠は非常に売りにくかった。その枠をできる高く売るシステムを提供したのがアドネットワークであり、アドエクスチェンジやSSPである。一方、効果的な広告枠を出来る限り安く欲しい広告主をまとめたのがDSPである。
そのなか、高い広告パフォーマンスを提供できるダイナミックリターゲティング広告が誕生したため、メディアは売りにくい広告枠以外の広告枠もアドエクスチェンジやSSPに提供した。
そのため、アドテクノロジーは、広告主にとっては、広告パフォーマンスの高い広告枠が増えた、と言える。

パフォーマンスが高いダイナミックリターゲティング広告は、一方で、配信するためには「タグ設置」「データフィード」という技術的なハードルを超えなければならない。
作成したデータフィードはダイナミックリターゲティング広告以外にも、新規ユーザーの割合も高くパフォーマンスも高い「商品リスト広告」にも使えるため、ぜひおすすめしたい。とくに、最近はGoogleのSERPのうち、右側のText Adsがなくなっため、商品リスト広告は注目すべきである。

最後に、データフィードを最適化することで、商品リスト広告をさらにパフォーマンスアップした具体的な事例を紹介した。

【ご参加のお客様の声を一部ご紹介いたします】
「マーケティングオートメーションについて、再認識できました!」
「広告手法を改めて検討するきっかけになりました。」
「アドテクノロジーの現状について勉強になりました!」

ご多用の中ご参加いただきました各社様、誠にありがとうございました。