
特集:ビジネスを強化する「決済サービス」をいかに選ぶか


フェイスブック上でネットショップ展開
GMOペイメントゲートウェイが、ネットショップ構築サービスの「アラタナ」と開発した「ソーシャルゲートウェイ」は、フェイスブック上へネットショップを展開する国内初のサービス。ネット決済の可能性を追求し、ビジネスの提案ができるパートナーを目指すGMOペイメントゲートウェイの“裏方力”が、ネットショッピングの未来形を切り開く。

「ソーシャルゲートウェイ」は、ECサイトをソーシャルネットワーキングサービス(SNS)向けに変換して公開するサービス。プロ版は、多言語対応機能と決済システムを備えており、海外展開も含めて手軽にSNS出店ができる。
2010年9月、フェイスブックの流行を予想したGMOペイメントゲートウェイがアラタナに開発を提案し、3カ月後の昨年12月に提供がスタート。フリー版も約2200店舗(2011年8月時点)に導入されており、ネットショップの買い物客は、商品の選択から決済まで、すべてをフェイスブックの中で行えるようになった。
「フェイスブックは世界中で会員を増やしていた。日本でも次世代Eコマースである、Fコマース(F=フェイスブックの頭文字)、ソーシャルコマースの時代が来るのは間違いないと考えた」と、GMOペイメントゲートウェイの村松竜・副社長。その予測どおり、日本のフェイスブック訪問者数は2011年6月には約900万人と、年初から約2倍に急伸。国内EC市場規模は7.8兆円(10年)で、年率2ケタ成長が続く。安売りだけでなく、常に時代を先取りしショップの付加価値を高めなければ勝ち抜くことは難しい。
ソーシャルゲートウェイの顧客には、HPをフェイスブックに全面移行した佐賀県武雄市も加わった。武雄市によるフェイスブック上の東日本大震災義援金募集実現には、東京都自動車税クレジットカード納付など公共料金分野への電子決済普及に取り組んできたGMOペイメントゲートウェイのノウハウが役立ち、カード会社の事前審査なども円滑に進んだ。

決済の制約から自由に新しいビジネスの創造を支える技術・提案力
今回のソーシャルゲートウェイ開発では、フェイスブック上で決済完了画面まで表示し、一度カード情報を入力すればほかの導入店では再入力不要な決済プロセスを実現した。村松副社長は「機能面の差別化より、新しいビジネスに決済システムを提供する裏方力が重要」と、個別のパートナーにカスタマイズした提案力、その背景となる技術力を重視する。
スマートフォンやタブレットPC、フェイスブックの登場などEC市場の環境は急速に変化する。ネットショップは、インターネットモールの中だけでなく、独自のショップ開設志向を強め、出版社が電子書籍の直接販売に乗り出すなど、新規参入も加速している。しかし、新しい試みには、厳格性が求められる決済が、ボトルネックになることが多い。GMOペイメントゲートウェイの裏方力は、その障害を乗り越えるためにある。
GMOペイメントゲートウェイは裏方として、企画段階からパートナー企業の新規ビジネスを支援して、スピードがカギのEC業界の新展開に先んじることにある。村松副社長は「ネット世界では、新しいテクノロジーに伴って、新しいビジネスモデルが登場してきた。豊富な導入事例を持つ私たちは、パートナーのアイデアを実現する方法を提案する力がある。ぜひ、気軽に相談して頂きたい」と呼びかける。GMOペイメントゲートウェイの提案力が、従来なかったビジネスへの扉を開く。
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